【美容&健康コラム】 2023.9.5 Vol,129
管理栄養士 岩田 潤一郎先生
前回は
愛子トレーナーがダイエットのために行った
〈大筋群の筋トレ〉についてお伝えしましたが、
今回は
【最後の有酸素運動】について解説しようと思います。
※前回のコラムはこちら
前回のコラムで
お腹を引き締め腹筋を見せるには、
【できるだけたくさんエネルギーを使う運動】
が良いとお伝えしました。
そこで次のように考えた方も
いらっしゃるのではないでしょうか。
「たくさんエネルギーを使う、有酸素運動はどうなの?」
確かに有酸素運動は
”長時間運動するのでたくさんエネルギーを使う”運動ですが、
この”長時間”というのが曲者です。
例として
有酸素運動1時間の消費エネルギーを見てみましょう☝(体重60kgの場合)
・早歩き 約250kcal
・自転車こぎ 約250kcal
・階段上り 約250kcal(ゆっくり)
・かなり早歩き 約315kcal
一般的な有酸素運動1時間では
250~300kcalのエネルギーが消費されるのが分かります。
それでは
同程度カロリーがある食品を見てみましょう(1個当たり)
・菓子・惣菜パン 300~400kcal
・クロワッサン 350~450kcal
・ケーキ 300~450kcal
このように
菓子パン1個消費するには(-300kcal)
早歩きを1時間以上行わなければなりません。
費やす時間と労力を考えると
あまり有効な手段とは言えないんですね💦
また、ダイエットは短期間ではなく
基本的には3ヶ月~半年かけてリバウンドなく行うものです。
半年間毎日1時間を継続できるのか?
停滞期が来たら1時間以上できるのか?
雨が降ったら?
膝が痛くなったら?
等々を考慮すると
①計画的な食事管理や
②大筋群の筋トレより優先すべきではないと思います。
ただ!
☆上記①②をしっかり実施しても停滞した時や
☆時間に余裕がある方
☆そもそも有酸素が好きな方
☆生活習慣病が気になる方 などは
無理しない程度に取り入れて良いと思います(*^^*)
ちなみに愛子トレーナーは
停滞期が来るまで一切行わず
↓
停滞期が来たら、週1回30分の階段上り
↓
次の停滞期が来たら、週1回30分のジョギング追加
↓
停滞期が来るたびに、30分の有酸素を追加していき、
最終的には
週5回30分の有酸素運動を行いました。
※彼女はコンテスト選手なのでご参考程度に
そんな彼女のコンテスト本番の映像です。
『NABBA JAPAN JOC 2023 ステージ動画』
というわけで
すっかり夏は終わってしまいましたが
全6回に渡った夏前ダイエットシリーズは終了になります。
次回からの新テーマにもご期待ください!!
「夏前ダイエットシリーズ」
夏前①~愛子トレーナーのビフォーアフター
夏前②~ダイエットで最初にやるべきこと
夏前③~計画的な食事管理
夏前④~お腹を引き締める食べ方
夏前⑤~大筋群の筋トレ
【プロフィール】Facebookより
岩田 潤一郎(いわた じゅんいちろう)
https://unite-diet.com/trainer.html
北海道出身 函館ラ・サール高校 中京大学体育学部
株式会社uniteボディメイク 代表
航空自衛隊出身のボディメイクコンサルタント。
ダイエット・ボディメイク専門「パーソナルトレーニングスタジオunite」の代表。
毎週日曜日YouTubeにてボディメイク情報発信中!