
Columnコラム
ビール・アイス・そうめん…夏の3大“太りグセ”リセット術〜「夏こそ痩せやすい体」をつくる〜

【美容&健康コラム】2025.7.20 Vol,220
管理栄養士 岩田 潤一郎先生
いよいよ梅雨が明け
本格的な夏が始まりました!
「冷たい飲み物やアイスが手放せない」
・・・という声がよく聞こえてくる季節です。
夏は汗をかきやすく自然に痩せそうと思われがちですが
実は“太りやすい落とし穴”がたくさん潜んでいる季節でもあります💦
そこで今回は
多くの方がやりがちな【夏の3大・太りグセ】をピックアップしながら
健康的にリセットするための“ちょっとした工夫”をご紹介いたします☝
■太りグセ①「ビール・チューハイが増える夜」
暑い日の夜に飲むビールは至福ですよね。
しかしアルコールには
代謝に関わる肝臓の働きを一時的に止めてしまう作用があり
脂肪の分解が後回しになります。
そしてビールや甘いチューハイは
糖質が多くインスリンの分泌を促すので脂肪を“溜め込みモード”に。
更におつまみの揚げ物やスナックが加わると
脂肪合成は一気に進んでしまいます。
≪リセット術≫
:ハイボール or ノンアルで肝臓を守る
糖質ゼロのハイボールや
炭酸水+レモン・梅干しなどで代替を。
おつまみには枝豆・冷奴・ささみなど
低脂質なたんぱく質を選ぶことで
肝臓に優しく代謝も落ちにくくなります。
■太りグセ②「アイス・氷菓の“毎日習慣”」
夏は体が熱を持ちやすく
冷たいものを欲するのは自然な反応です。
しかしアイスや氷菓は
急激に血糖値を上げる「高GI食品」。
特に果糖ぶどう糖液糖(異性化糖)が多く含まれたものは
肝臓で中性脂肪に変わりやすいのです。
また血糖値の急上昇は
インスリンを大量に分泌させ脂肪合成を促進。
加えてその後の急降下で
“また甘いものが食べたくなる”という連鎖も生んでしまいます(-_-;)
≪リセット術≫
:ヨーグルト+冷凍フルーツで低GIスイーツに
ヨーグルト+冷凍ブルーベリーに
キウイ&バナナ少々をミックスすると
乳酸菌・食物繊維・抗酸化物質がとれる“美腸スイーツ”に。
血糖値の上昇をゆるやかにし
脂肪が蓄積しにくいおやつになります。
ヨーグルトを【無脂肪】に変えれば更に◎です🌟
■太りグセ③「そうめん・冷やし中華の炭水化物祭り」
火を使わずサッと食べられる
「そうめん」や「冷やし中華」は夏の定番ですよね。
しかし麺類単品の食事は
“ほぼ糖質だけ”の構成になりがちです。
その結果血糖値が急上昇し
インスリン過剰→脂肪蓄積という流れへ。
また麺類だけの食事でたんぱく質不足になると
代謝低下や筋量減少につながってしまいます。
≪リセット術≫
:「たんぱく質と野菜」を一緒にのせるだけ!
そうめんには
蒸し鶏・ゆで卵・豆腐・オクラ・納豆などをトッピング。
冷やし中華には
ハム・キュウリ・錦糸卵・トマトでバランスアップ👍
たんぱく質と食物繊維を一緒にとることで
血糖値の上昇をゆるやかに抑え脂肪の蓄積も防げます。
■おわりに:夏は「太りやすい」ではなく「整えやすい」季節
夏は汗をかきやすく浮腫みも抜けやすい
“代謝を上げやすい季節”でもあります。
ただし
体を冷やしたり糖質ばかり摂り続けたりすると
内臓の働きが抑制されホルモンバランスが乱れやすくなり・・・
結果的に「痩せにくい体」へとつながってしまいます。
この夏は“ついついやってしまう太りグセ”を少し見直して
秋には軽やかな自分に出会えるよう
【体を整えるチャンス】にしていきましょう。
執筆者プロフィール

- 先生
-
北海道出身 函館ラ・サール高校 中京大学体育学部
株式会社uniteボディメイク 代表
航空自衛隊出身のボディメイクコンサルタント。
ダイエット・ボディメイク専門「パーソナルトレーニングスタジオunite」の代表。
毎週日曜日YouTubeにてボディメイク情報発信中!
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