
Columnコラム
カビ・ダニ・アレルギー対策!梅雨の室内環境整備

【美容&健康コラム】 2025.6.20 Vol,215
管理栄養士 岩田 潤一郎先生
梅雨に入ると毎日続く雨や高い湿度に
気分まで重くなりがちです。
この時期体の不調を感じる背景には
「室内環境の変化」も密接に関係していることをご存じでしょうか?
特にカビやダニの繁殖はアレルギー症状はもちろん
肌荒れや慢性的な疲労感の原因になることもあります。
快適な毎日を過ごすために
梅雨ならではの室内環境ケアを始めてみましょう☝
■なぜ梅雨はカビ・ダニが増えるの?
高温多湿はカビやダニの大好物💦
梅雨の時期は
室温20~30℃・湿度60%以上という条件が揃いやすく
繁殖に最適な環境となります。
特に注意したいのは
以下のような【湿気がこもりやすい場所】です。
・寝具やマットレス
・ソファやクッションなどの布製品
・クローゼットや押し入れの奥
・浴室や洗面所まわり
・エアコン内部
これらは普段目に見えにくい分
知らず知らずのうちにカビやダニが増えてしまうのです。
■そのまま放置すると不調の原因にも
カビやダニが繁殖すると
空気中に漂う胞子や排泄物がアレルゲンとなり
以下のような不調を引き起こしやすくなります。
☑のどのイガイガ・咳・くしゃみ・鼻づまり
☑目のかゆみ・充血
☑皮膚のかゆみ・湿疹・じんましん
☑慢性的なだるさ・頭痛・集中力の低下
☑肌荒れ・ニキビの悪化・化粧ノリの悪さ
特にお肌が敏感な方や
日頃からアレルギー傾向のある方は
ほんの少しの環境変化でも体調に現れやすくなります。
「梅雨に入ったら何となく不調が・・・」と感じている方の中には
この室内環境が影響しているケースも少なくありません。
■今すぐできる!簡単・効果的な室内ケア
(1)室内の「湿度管理」がカギ
・エアコンの除湿機能(ドライ運転)を活用
・除湿機の併用もおすすめ
・晴れ間にはしっかり換気
・湿度は60%以下を意識
(2)寝具や布製品のこまめなケア
・天気の良い日は天日干し
・布団乾燥機やコインランドリーの高温乾燥も効果的
・シーツ・枕カバー・パジャマは週1~2回洗濯を
・マットレスは立てかけて通気するだけでも予防に
(3)クローゼットや収納の湿気取り
・湿気取りグッズや炭などの調湿アイテムを設置
・詰め込みすぎず、空気の通り道をつくる
・定期的に扉を開け放って換気を
(4)お掃除にもひと工夫
・床や棚は乾拭き+アルコール除菌
・掃除機は排気の少ない高性能フィルタータイプを
・カーテン・ラグも月1回程度の洗濯が理想的
■まとめ
湿気をコントロールすることで
カビやダニの発生を抑え空気の質も整います。
空気が綺麗になると呼吸が楽になるだけでなく
肌への刺激も減り化粧ノリや睡眠の質にも嬉しい変化が現れます。
雨が続く季節も心地よく過ごせる環境づくりで
体もお肌もすこやかに整えてまいりましょう🌟
執筆者プロフィール

- 先生
-
北海道出身 函館ラ・サール高校 中京大学体育学部
株式会社uniteボディメイク 代表
航空自衛隊出身のボディメイクコンサルタント。
ダイエット・ボディメイク専門「パーソナルトレーニングスタジオunite」の代表。
毎週日曜日YouTubeにてボディメイク情報発信中!
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