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“土用の丑の日”とウナギの健康効果

“土用の丑の日”とウナギの健康効果

【美容&健康コラム】 2025.7.5 Vol,217
管理栄養士 岩田 潤一郎先生

先日結婚記念日を迎え
妻のリクエストでウナギを食べに行きました。

ふとカレンダーを見ると
ちょうど「土用の丑の日」が近いタイミング。

「これも何かの縁かな」と思いながら
美味しいウナギを堪能しました。

さてこの時期になると耳にする
「土用の丑の日」。

でもどうしてこの日にウナギを食べるのか
改めて考えると意外と知られていないかもしれません。

そこで今回は
土用の丑の意味やウナギの栄養・健康効果について
お話ししようと思います。

■土用の丑の日とは?

「土用」とは季節の変わり目を表す言葉で
立春・立夏・立秋・立冬の直前、年4回約18日間を指します。

特に夏の「土用」の時期は
気温が高く体調を崩しやすい季節。

昔からこの時期に「ウ」のつくものを食べると
夏バテ防止になると言われており…

その代表格が「ウナギ」なのです。

「土用の丑の日にウナギを食べる習慣」を広めたのは
あの平賀源内だという説が有名です。

夏場に売れ行きが落ちるウナギ屋さんの相談を受け
「本日、土用丑の日」という張り紙をするよう勧めたところ大繁盛したとか。

歴史的なマーケティングですね(笑)

※参考※
夏の土用: 7/19~8/6頃
丑の日: 7/24(木)

■ウナギの栄養素と健康効果

ウナギは「夏バテ予防に良い」と昔から言われていますが
実際に栄養価の非常に高い食材です。

✅ビタミンA(レチノール)
皮膚や粘膜を健康に保ち免疫力を高める働きがあります。
目の健康にも効果的。

✅ビタミンB群
エネルギー代謝を助け疲労回復に役立ちます。
特にビタミンB1は夏のだるさ対策に◎。

✅ビタミンE
強い抗酸化作用があり
老化や生活習慣病の予防も期待できます。

✅DHA・EPA
血液をサラサラに保つ脂質。
脳の働きや心血管系の健康に良いとされています。

✅たんぱく質
筋肉や体の修復に必須な栄養素。
プロテインでお馴染みですね。

■ウナギはスタミナ食の王様

これらの栄養素がバランスよく含まれているため
ウナギは「スタミナ食の王様」とも呼ばれています。

暑さで食欲が落ちやすい夏場でも
ウナギならしっかり栄養を補えますね。

ただし
カロリーが高いので食べすぎには要注意☝

うな丼1杯で約650~800kcalほどあります。

「特別な日」や「疲れてるけど食欲はある時」などに
上手に取り入れるのがポイントです。

■最後に

私たち夫婦にとってウナギは
「結婚記念日」と「土用の丑」が重なったことで、
より特別な食事になりました。

暑さが続くこれからの季節
しっかり食べて体を整え元気に乗り越えましょう!

ぜひ皆さんも土用の丑や特別な日に
美味しいウナギを楽しんでくださいね🌟

執筆者プロフィール

岩田 潤一郎
岩田 潤一郎先生
北海道出身 函館ラ・サール高校 中京大学体育学部
株式会社uniteボディメイク 代表
航空自衛隊出身のボディメイクコンサルタント。
ダイエット・ボディメイク専門「パーソナルトレーニングスタジオunite」の代表。
毎週日曜日YouTubeにてボディメイク情報発信中!

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