
Columnコラム
秋の美容食材“さつまいも”で、腸から綺麗に健康に

【美容&健康コラム】2025.10.5 Vol,232
管理栄養士 岩田 潤一郎先生
秋になると、さつまいもを使ったスイーツや焼き芋があちこちで登場します。
「甘くて美味しいけど太りそう…」
そんなイメージを持つ方も多いかもしれません。
ところが実はさつまいもは
・腸内環境を整え
・血糖値を安定させ
・アンチエイジングまでサポートしてくれる
とても優秀な食材なのです。
そこで今回は、さつまいもの科学的な健康効果とおすすめレシピをご紹介いたします☝
■さつまいもの健康効果
(1)血糖値の上昇をゆるやかにする【低GI食品】
さつまいものGI値は55前後と低め。
白米(GI値88)やパン(GI値95)に比べて血糖値の上昇がゆるやかで、脂肪の蓄積を防ぎやすいのが特徴です。
(2)腸内環境を改善する【食物繊維の黄金バランス】
不溶性食物繊維で腸を刺激して便通を促し、水溶性食物繊維は腸内細菌のエサとなって善玉菌を増やします。
このW効果で腸が整い、ダイエットだけでなく美肌や免疫力アップにもつながります。
(3)抗酸化作用による【アンチエイジング】
オレンジ色のさつまいもにはβカロテン、紫色のさつまいもにはアントシアニンが含まれ、どちらも活性酸素を抑える抗酸化作用があります。
これはシミやシワ、生活習慣病の予防に効果的です。
このようにさつまいもは、魅力的な健康効果がたくさん詰まっているおすすめ食材なのです。
それでは最後に、さつまいもを簡単に美味しく食べられるレシピをご紹介しますね♬
■おすすめレシピ
『さつまいもとりんごのシナモンヨーグルトサラダ』
甘みと酸味のバランスが絶妙で、デザート感覚でも楽しめるダイエットサラダです!
**材料(2人分)**
・さつまいも … 200g
・りんご … 1/2個
・無糖ヨーグルト(ギリシャヨーグルト推奨) … 100g
・レーズン … 15g
・シナモンパウダー … 少々
・レモン汁 … 小さじ1
**作り方**
1. さつまいもは皮付きのままよく洗い、一口大に切る。蒸し器で10分ほど蒸す(または電子レンジ600Wで5〜6分加熱)。
2. りんごは皮付きのまま薄切りにし、レモン汁を絡めておく。
3. ボウルにさつまいも・りんご・レーズンを入れ、ヨーグルトで和える。
4. 仕上げにシナモンをふりかけて完成🍠
**1人分の栄養成分(推定値)**
エネルギー:約190kcal
タンパク質:5g
脂質:2g
炭水化物:38g(うち食物繊維 4g)
※βカロテン・アントシアニンなど抗酸化成分も含有
⭐まとめ⭐
「さつまいも=太る食材」というイメージは誤解。
実は食べ方次第で腸を整え、血糖値を安定させ、美容や健康に役立つ「秋の美容食材」です。
甘いものが欲しくなる季節だからこそ、自然の甘みを生かしたさつまいもを賢く取り入れて、体の中からきれいを育てていきましょう。
執筆者プロフィール

- 先生
-
北海道出身 函館ラ・サール高校 中京大学体育学部
株式会社uniteボディメイク 代表
航空自衛隊出身のボディメイクコンサルタント。
ダイエット・ボディメイク専門「パーソナルトレーニングスタジオunite」の代表。
毎週日曜日YouTubeにてボディメイク情報発信中!
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