【美容&健康コラム】 2023.6.5 Vol,117
管理栄養士 岩田 潤一郎先生
前回は
ファミリーレストラン、ファストフード店、専門店の
特徴と対策についてお伝えしましたが、
今回は
残り2ジャンル(居酒屋、事業所給食)についてお伝えし、
最後に外食の選び方についてまとめてみようと思います。
※前回のコラムはこちら
④居酒屋
肉・魚料理だけでなく豆腐料理や野菜料理・麺類など
ファミレス以上にメニューが揃っているお店も多いです。
近年はお子様OKの店がほとんどなので
子供でも食べやすいハンバーグやスイーツ等も豊富に取り揃えてあります。
ただお酒は
・糖質を体脂肪に変えやすくしたり
・体脂肪の燃焼を抑えたりするので
戦略的に食事をしなければなりません☝
対策としてはメニューが豊富なのを活かして
・まずはサラダをオーダーしドレッシングはノンオイルに
・枝豆、冷奴、湯豆腐など調理が少ない大豆料理を
・魚料理は、刺身、焼魚、貝の酒蒸し等脂質の少ないものを
・肉料理は、焼鳥、赤身のステーキなど揚げずに焼いているものを
・〆のごはん、麺類は控える
等を意識してみましょう。
⑤事業所給食
いわゆる”社員食堂”です。
かつてのお腹とエネルギーを満たすことが目的だった時代と違い
近年は社員の健康維持・増進を目的とした健康経営施策として
実施している企業が増えてきました。
現在多くの企業で採用されているのは、カフェテリア方式です。
カフェテリア方式は
自由に選んで食べられるという満足感がある反面
自分の好みに偏ってしまい食事バランスも偏りがちです。
対策としては
・主食・主菜・副菜・汁物を一品ずつ取りバランスアップ
・カロリー(kcal)・脂質(g)・糖質(g)・塩分(g)などの【栄養情報】を参考にする
・ごはんは小ライスにする(目安:女性100g、男性150g)
等がおススメです。
社員食堂は健康管理に力を入れているので
基本的な栄養情報は網羅されているはずです。
ぜひ活用してみてくださいね(^^)
■外食の選び方まとめ
第1話でも書きましたが
外食の一人前は「成人男性が満足する量」です!
また外食店のシェフ達は
お客様に美味しいものを食べて欲しいという思いで
油やバター、塩や醤油、砂糖、旨味調味料などをふんだんに使います。
ということは、私達に提供される料理は
・ごはんや麺が多くなり、糖質過多に
・調理油や食材の油脂が多くなり、脂質過多に
・味が濃くなり、塩分・砂糖・添加物過多に
なっているということを理解しておかなければなりません。
これらを踏まえて
☑ごはん量は女性100g、男性150g程度にする
☑麺類の汁は飲まない
☑揚げ物、炒め物はできるだけ避ける
☑生食・グリルなど油脂を使わない料理を選ぶ
☑サラダがあれば必ずオーダーし先に食べる
☑水をしっかりと飲み、食べ過ぎた翌日は運動する
などのポイントを実践して
楽しく外食と付き合っていきましょう🌟
今回で外食シリーズは終了になります。
次回のテーマも楽しみにお待ちください!
「外食の選び方シリーズ」
外食①~まずは基本を知ろう
外食②~各ジャンル別の攻略法(1)
外食③~各ジャンル別の攻略法(2)とまとめ
【プロフィール】Facebookより
岩田 潤一郎(いわた じゅんいちろう)
https://unite-diet.com/trainer.html
北海道出身 函館ラ・サール高校 中京大学体育学部
株式会社uniteボディメイク 代表
航空自衛隊出身のボディメイクコンサルタント。
ダイエット・ボディメイク専門「パーソナルトレーニングスタジオunite」の代表。
毎週日曜日YouTubeにてボディメイク情報発信中!