【美容&健康コラム】 2021.10.5 Vol,37
管理栄養士 岩田 潤一郎先生
前回は
食物繊維が持つ5つのダイエット効果その(4)
【脂質を吸着し排泄する】についてお話しました。
(1)胃の出口を塞ぐ
(2)GIPの分泌を抑える
(3)糖質の吸収を遅らせる
(4)脂質を吸着し排泄する
(5)嚙まなくてはならない
最終回の今回は
「(5)嚙まなくてはならない」について解説していきます。
※前回の投稿はこちら
”噛むことが体に良い”というのは
小さなお子様でも知ってますよね。
ではなぜ咀嚼は体に良いのでしょうか?
それを理解するには
消化管の構造を知る必要があります☝️
消化管は
口から始まりお尻の肛門まで続く
一本のゴムホースのようなものです。
口で小さく裁断し
胃で殺菌・消化し
小腸で消化を進め吸収し
大腸で便を作り
肛門から排泄する
どの器官も重要な役割を担っており
欠かせない部位なのですが、
その中でも口には
ある特別な臓器が存在します。
それは「歯」です。
消化管の中で唯一の硬い臓器として
口に入ってきた食料を噛みちぎりすり潰します。
そこから先の臓器には
消化酵素で化学的に溶かすことはできますが
歯ほど物理的な力はありません。
それほどの影響力を持つ歯を使わない(=噛まない)場合
他の臓器でカバーすることになります。
当然内臓の負担が大きくなったり
消化しきれず栄養素が吸収できなかったり
そして体脂肪が燃えなかったりします。
(え!?噛まないと体脂肪燃えないの?)
噛んで体脂肪が燃えるメカニズムは次回お話しするとして
噛まないとこれだけのデメリットが出てきます。
ですので健康的にもダイエット的にも
咀嚼した方が良いに決まってるのですが・・・
噛めませんよね(-_-;)
そこで登場するのが【食物繊維】です!
ガサガサした葉野菜や
硬い人参やセロリ等を大きく切ると
【噛まないと飲み込めない】ですよね?
私は25年以上ダイエット指導しておりますが
ほとんどの方が気合だけでは咀嚼できません。
ですので【噛まざるを得ない工夫】をすることが
無理なく継続できる秘訣かと思います。
《まとめ》
・”噛む”ことは口(歯)にしかできない大切な役割である
・噛まないと他臓器に負担をかけるだけでなく体脂肪も燃えない
・噛まざるを得ない工夫をすることで無理なく継続できる
今回の主題である
”噛むことのダイエット効果”について
ほとんど書いてませんでしたね💦
というわけで次回は
『噛めば痩せる!咀嚼ダイエット三つの効果』
というテーマでお送りいたします。
ps
上記【5つの理由】を9分で一気に知りたい方は
こちらの動画をご覧ください💁
https://youtu.be/ggUq78Gyy9k
【プロフィール】Facebookより
岩田 潤一郎(いわた じゅんいちろう)
https://unite-diet.com/trainer.html
北海道出身 函館ラ・サール高校 中京大学体育学部
株式会社uniteボディメイク 代表
航空自衛隊出身のボディメイクコンサルタント。
ダイエット・ボディメイク専門「パーソナルトレーニングスタジオunite」の代表。
毎週日曜日YouTubeにてボディメイク情報発信中!