【美容&健康コラム】 2023.11.05 Vol,137
管理栄養士 岩田 潤一郎先生
これまで3回に渡ってお送りしてきた『秋の味覚シリーズ』ですが、
いよいよ寒さも本格化してきたので今回でラストにしようと思います(^^)
秋から冬にかけては多くの農作物が収穫を迎え、魚介類には脂が乗るので
何を食べても美味しいですよね🤤
その中でも11月頃から旬を迎える【牡蠣】を心待ちにしていた方も多いのではないでしょうか?
(冬は真牡蠣がおすすめ)
牡蠣は「海のミルク」と呼ばれるほど栄養価が高く
たんぱく質や亜鉛、ビタミンB群などを豊富に含んでいます。
生でも焼いても揚げても美味しいですが
皆さんご存じ”食中毒”のリスクもあるので
その点も踏まえて解説していきますね!
<牡蠣の特徴的な栄養成分>
■亜鉛
牡蠣には、亜鉛が多く含まれています。
亜鉛は、たんぱく質やDNAの合成などに必要な栄養素で
味覚を正常に保つ働きがあります。
■鉄分、ビタミンB12
これらの栄養素は貧血の予防に適しています。
鉄分は、貧血の指標であるヘモグロビンの材料となり
ビタミンB12は、ヘモグロビンの合成をサポートします。
■タウリン
牡蠣には、タウリンというアミノ酸が含まれています。
タウリンは、肝臓の働きを助けたり
コレステロールや血圧を下げる効果が期待できます。
<牡蠣の注意点>
牡蠣には多くのバクテリア、ウイルス、寄生虫が潜んでおり
特にノロウイルスには注意が必要です。
生食用・加熱用とありますが加熱用の牡蠣を生で食べることは絶対に避けましょう。
生食はお店で食べることをお勧めしますが家庭で食べる際は必ず冷蔵庫で保管し
購入当日に消費するようにしましょう☝
<超簡単なおすすめ加熱料理>
①焼き牡蠣
牡蠣の平らな方を上にして網の上に並べて焼きます。
殻が開いて十分熱が通ったら完成です。
お好みで調味料(塩、しょうゆ、ぽん酢、レモン等)を付けてもOKです。
一般的には炭火ですがトースターで焼くこともできます。
②蒸し牡蠣
フライパンで蒸し牡蠣を作ることもできます。
フライパンに水をセットし牡蠣を入れ、水の状態から火をかけます。
蒸気が出だしてから5分間加熱して完成。
そのままで、または調味料を付けてお召し上がりください。
③レンジ牡蠣
電子レンジでレンジ牡蠣!
牡蠣をむいて平らな方を上にしてお皿に並べ、皿全体をラップで覆います。
600wの電子レンジで3~4個なら約4分間加熱します。
そのままで、または調味料を付けてお召し上がりください。
今回で『秋の味覚シリーズ』は終了いたします。
次回からはSQC(シェイプクイーンコンテスト)に向けて
綺麗になるポイントをお伝えしていきますね(^^♪
「秋の味覚シリーズ」
秋①~〈栗〉の栄養と料理
秋②~〈戻り鰹〉の栄養と料理
秋③~〈キノコ〉の栄養と料理
【プロフィール】Facebookより
岩田 潤一郎(いわた じゅんいちろう)
https://unite-diet.com/trainer.html
北海道出身 函館ラ・サール高校 中京大学体育学部
株式会社uniteボディメイク 代表
航空自衛隊出身のボディメイクコンサルタント。
ダイエット・ボディメイク専門「パーソナルトレーニングスタジオunite」の代表。
毎週日曜日YouTubeにてボディメイク情報発信中!