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秋の味覚を楽しもう②~戻り鰹の栄養成分とおススメの食べ方

秋の味覚を楽しもう②~戻り鰹の栄養成分とおススメの食べ方

【美容&健康コラム】 2023.10.05 Vol,133
管理栄養士 岩田 潤一郎先生

 

前回からスタートした秋の味覚シリーズ。

第2回目は
名前に秋が入った季節の代名詞
秋刀魚(サンマ)・・・と思ったのですが、

最近は価格が高騰して
食卓に登場しないご家庭も多いのではないでしょうか?

そこで今回は
丁度旬を迎えている家計に優しく美味しい魚
〈カツオ〉をテーマにしようと思います!

 

 

 

鰹は、春と秋に2回旬がある面白い魚です。

春の旬(初ガツオ):
3月~5月にかけて、九州から北上してきます。
この時期の鰹は「初ガツオ」と呼ばれ
脂が少なくさっぱりとした味わいが特徴です。

秋の旬(戻りガツオ):
9月~10月にかけて、Uターンし南下してきます。
この時期に獲れる鰹は「戻りガツオ」と呼ばれ
しっかりと餌を食べて脂が乗っていることが特徴です。
「トロかつお」とも呼ばれ濃厚な美味しさを楽しむことができます。

今回はこの〈戻りガツオ〉を深掘っていきましょう。

 

 

<戻りガツオの栄養成分>

■DHA・EPA
戻りガツオは何といっても「良質な脂質が多い」のが特徴です。
特にDHAとEPAというオメガ3系脂肪酸は
脳・神経機能を高めたり血栓予防に効果的です。

■たんぱく質
高たんぱくなので、筋肉や臓器の生成に役立ちます。

■鉄分
吸収率の良い動物性の「ヘム鉄」が豊富に含まれています。
たんぱく質と同時摂取できるので貧血予防に効果的です。

■ビタミンD
カルシウムの吸収を助け、強い骨や歯を作ります。
脂溶性なので、戻りガツオのV.Dは吸収が良いのです。

 

 

 

<おすすめの食べ方>

①鰹の塩タタキ
鰹のタタキに岩塩を振り、ニンニクスライス+千切りの大葉とミョウガを乗せます。
ポン酢で食べるお馴染みのタタキ・刺身も良いですが
塩&ニンニクで食べるのも美味しいです

②鰹の生姜焼き
鰹を1センチの厚さに切ります。
保存容器で生姜焼きの調味料を良く混ぜ
そこにカツオを混ぜ合わせ冷蔵庫で一晩寝かせます。
中火で裏表軽く焼き目が付いたら、漬け汁を流し入れ30秒程煮飛ばして完成。

③鰹の漬け丼
鰹の漬けを作る。
どんぶりに、ご飯+水菜+鰹+大葉+鰹節を乗せ
お好みで漬けだれを回しかける。
※漬けだれ※
しょうが(すりおろし):1片分
しょうゆ:大さじ2
酒、みりん:各大さじ1/2

 

 

 

一点だけ注意点☝

戻りガツオは脂質が多めですので
・食べる日の調理に油脂を使い過ぎない
・ごはんと一緒に食べるなら半分にする
等のポイントを抑えて美味しく食べてくださいね(^^♪

それでは
次回も楽しみにお待ちください!

 

 

秋①~〈栗〉の栄養と料理

執筆者プロフィール

岩田 潤一郎
岩田 潤一郎先生
北海道出身 函館ラ・サール高校 中京大学体育学部
株式会社uniteボディメイク 代表
航空自衛隊出身のボディメイクコンサルタント。
ダイエット・ボディメイク専門「パーソナルトレーニングスタジオunite」の代表。
毎週日曜日YouTubeにてボディメイク情報発信中!

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