【美容&健康コラム】 2022.9.20 Vol,83
管理栄養士 岩田 潤一郎先生
前回は
停滞期の解消方法Ⅱ(ホメオスタシスと上手に付き合う)について
お話ししましたが、
今回は
解消方法Ⅲ【脂肪細胞の消滅】について
解説していこうと思います。
※前回の記事はこちら
それでは停滞期の原因(3)
「脂肪細胞の大きさ」について簡単に復習しましょう☝️
※原因(3)の記事はこちら
体脂肪の貯蔵庫である”脂肪細胞”は大・中・小のサイズに分けられますが
大サイズの脂肪細胞は小・中サイズに比べて分解が遅い
=減りにくいことが分かっています。
ダイエットを始めると
まずは小・中サイズの体脂肪から減っていき
いずれ小・中の脂肪細胞は空になり大サイズだけが残ります。
大サイズは分解が遅く減りにくいので【停滞期が到来する】
…という内容でした(^^)
■脂肪細胞の消滅
さて本題です。
ここで皆様に厳しいお話をしますが
停滞期は”必ず”訪れます。
ただ、これは決して悪いことではなく
飢餓を回避したりホメオスタシスを維持するための
生体防御反応の一つなのです☝️
では停滞期中は
ダイエットが全く進んでいないのでしょうか?
答えは『NO』
先程
「小・中サイズの脂肪細胞が空になると停滞期が来る」と
お伝えしましたが、
実は空になった脂肪細胞は
【約2~4週間で消滅】してしまうのです!
消滅してしまえば
脂肪細胞の数が減るので太りにくくなるのですが
まだ残ってるうちは再び過食するとすぐに戻ってしまいます。
それがリバウンドの原因の一つです。
大切なのは
【停滞期は脂肪細胞が減り太りにくくするための必要な期間】と理解し
焦らずにダイエットを継続することです。
☑️速度は遅くても大サイズはいずれ中サイズになり
☑️空の脂肪細胞が消滅すれば
必然的にダイエットペースは回復します。
今回の内容を知っているか知らないかで
ダイエットのモチベーションは大きく変わるので、
ぜひ何度も読んで
理解して→自分で実践し→お客様にご指導
してみてくださいね。
というわけで次回は
・これまでお伝えしてきた停滞期の解消方法のまとめと
・その他の停滞期対策について
お話ししようと思います。
(参考)
原因(1)基礎代謝が下がっている
原因(2)ホメオスタシスの働き
原因(3)脂肪細胞の大きさ
【プロフィール】Facebookより
岩田 潤一郎(いわた じゅんいちろう)
https://unite-diet.com/trainer.html
北海道出身 函館ラ・サール高校 中京大学体育学部
株式会社uniteボディメイク 代表
航空自衛隊出身のボディメイクコンサルタント。
ダイエット・ボディメイク専門「パーソナルトレーニングスタジオunite」の代表。
毎週日曜日YouTubeにてボディメイク情報発信中!