【美容&健康コラム】 2022.9.5 Vol,81
管理栄養士 岩田 潤一郎先生
前回は
停滞期の解消方法Ⅰ(消費を上げる)について
お伝えしましたが、
今回は
解消方法Ⅱ【ホメオスタシスと上手に付き合う】
について解説していこうと思います。
※前回の記事はこちら
それでは停滞期の原因(2)
「ホメオスタシス(生体恒常性)の働き」について
復習しましょう☝️
※原因(2)の記事はこちら
ホメオスタシスとは
「外部環境や内部の変化にかかわらず、身体の状態を一定に保つ調整機能」
のことを言います。
分かりやすくいうと
体温や血糖値、免疫機能などを一定に保つ働きのことです。
身体はとてもデリケートにできているので変化をあまり好みません。
特に急激な変化に対しては過剰に嫌がります。
例えば、血糖値が急上昇すると
インスリンを過剰分泌してすぐに下げようとします。
ダイエットでも同様で
長年維持してきた体重を”急激に”減らすと
ホメオスタシスが働きやすく元の状態に戻ろうとしてしまいます。
■ホメオスタシスと上手に付き合う方法
ここからが本題です。
先ほど体重を”急激に”減らすと
ホメオスタシスが働きやすいと説明しました。
ということは
「緩やかに減らしたらホメオスタシスは働きにくい」
と考えられるのではないでしょうか(^^)
実際緩やかにダイエットした場合停滞期にはなりにくく
停滞したとしても早期に解消しやすいです。
ではどのくらいのペースが良いかというと
【1ヶ月に-3%】程度がおススメ☝️
例)
70㎏から→60㎏のダイエットの場合(-3%/月)
1ヶ月後 67.9kg(-2.1kg)
2ヶ月後 65.9kg(-2kg)
3ヶ月後 63.9kg(-2kg)
4ヶ月後 62.0kg(-1.9kg)
5ヶ月後 60.1kg(-1.9kg)
この場合1ヶ月に約-2㎏なので食事のストレスはあまりかからず
停滞期にも陥りにくいと思われます。
ただし停滞期には個人差があるので
☑️運動をしていない方や
☑️停滞期に陥りやすい方は
【1ヶ月に-2%】のペースでゆっくりと進めてみてくださいね。
というわけで次回は
停滞期の原因(3)【分解が遅い大きな脂肪細胞が残っている】
ことへの対応方法をまとめていこうと思います。
(参考)
原因(1)基礎代謝が下がっている
原因(2)ホメオスタシスの働き
原因(3)脂肪細胞の大きさ
【プロフィール】Facebookより
岩田 潤一郎(いわた じゅんいちろう)
https://unite-diet.com/trainer.html
北海道出身 函館ラ・サール高校 中京大学体育学部
株式会社uniteボディメイク 代表
航空自衛隊出身のボディメイクコンサルタント。
ダイエット・ボディメイク専門「パーソナルトレーニングスタジオunite」の代表。
毎週日曜日YouTubeにてボディメイク情報発信中!