
Columnコラム
食欲の秋に負けない! “満腹感アップ食材”で太りにくい工夫

【美容&健康コラム】2025.9.20 Vol,230
管理栄養士 岩田 潤一郎先生
■秋はなぜ食欲が増すの?
秋になると
「なぜか食欲が止まらない」と感じる方が増えます。
その大きな理由のひとつが【セロトニン】という脳内物質。
セロトニンは「心の安定ホルモン」とも呼ばれ、
気分を安定させたり、幸福感を得やすくする働きがあります。
しかし、秋は日照時間が短くなるため、
“体内で作られるセロトニンの量が減りやすく”なります。
↓
セロトニンが不足すると気分が落ち込みやすくなり、
その反動で「食べることで安心感を得よう」とする傾向が強まるのです。
↓
つまり、秋は生理的にも「食欲が出やすい季節」と言えます。
加えて、
気温が下がると体はエネルギーを蓄えようとするため、
より一層食欲が増しやすくなります💦
というわけで今回は
食欲の秋と上手に付き合うための食事方法を、ご提案させていただきます(^^)
■満腹感をサポートする食材
食欲が高まりやすい秋は、
「満腹感を持続させる食材」を取り入れるのがポイントです。
(1)食物繊維が豊富な食材【野菜・きのこ・海藻・こんにゃく】
消化吸収がゆっくりで血糖値の急上昇を防ぎ、満腹感を長持ちさせてくれます。
特に秋に旬を迎えるきのこは、低カロリーでボリュームもあるダイエットの味方です☝
(2)高たんぱく質食材【魚介・肉・大豆製品・卵】
筋肉維持や代謝アップに欠かせない栄養素。
さらに、たんぱく質は「満腹ホルモン(レプチン)」の分泌を助け、
余分な間食を防ぐ効果も期待できます。
(3)よく噛んで食べられる食材【根菜・玄米など】
噛む回数が自然と増えることで、脳に「満腹シグナル」が届きやすくなります。
また、体脂肪の分解・燃焼が高まるという嬉しいおまけも。
特に秋の根菜類(れんこん・ごぼうなど)は噛みごたえがありおすすめです。
■食べ方の工夫
・主食は白米より玄米・雑穀米を選び、腹持ちをよくする
・食事の最初にサラダや汁物を摂って、食べ過ぎを防ぐ
・よく噛んで、できるだけゆっくり食べることで「満腹感」を引き出す
⭐まとめ⭐
秋の味覚は魅力的ですが、
工夫次第で「食べても太りにくい」食生活を作ることができます。
セロトニンを意識した生活リズム(朝の日光浴・バランスの良い食事)と、
満腹感を高める食材選びを組み合わせ、食欲の秋を健康的に楽しみましょう(^^♪
執筆者プロフィール

- 先生
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北海道出身 函館ラ・サール高校 中京大学体育学部
株式会社uniteボディメイク 代表
航空自衛隊出身のボディメイクコンサルタント。
ダイエット・ボディメイク専門「パーソナルトレーニングスタジオunite」の代表。
毎週日曜日YouTubeにてボディメイク情報発信中!
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