【美容&健康コラム】 2021.7.5 Vol,25
管理栄養士 岩田 潤一郎先生
前回は
・糖質を多く含む食品には、穀物と果物の二つがある。
・穀物のデンプンには「インスリン」の分泌を促す働きがある。
・筋肉作りには、適量の穀物(主食)を毎食摂るのが効果的。
というお話をしましたが、
今回は
「筋肉作りに効果的な食物繊維の摂り方」についてお話しいたします。
※前回の投稿はこちら
炭水化物は糖質と食物繊維に分けられますが
糖質はインスリン分泌を促すので筋合成に必要
というのはこれまでお話しした通りです。
一方食物繊維ですが
多く含まれている野菜や海藻をイメージすると
筋肉作りにあまり関係が無いと思われるのではないでしょうか?
とんでもない!
実は摂り方を間違えると
食物繊維は筋肉作りを阻害してしまうのです。
前回の最後にも書きましたが
筋肉作りのためには「食物繊維は最後に食べる」のが基本です。
近年では
食物繊維=”最初に食べるもの”として定着していますが
それは生活習慣病予防やダイエットのために摂取する場合です。
(ベジタブルファースト)
食物繊維は
糖質の吸収を阻害し血糖値を緩やかに上げる等の
とても有用な働きがありますが、
その有用な働きがインスリン分泌を抑えてしまい
【筋肉合成を抑制】してしまうのです。
ですので
☑️サルコペニアやフレイル予防をしたい中高年の方
☑️これから筋肉をつけたい成長期のお子様
☑️骨折や入院などで筋肉が落ちてしまった方などは
【食物繊維を最後に食べる】ことをお勧めいたします。
※ご注意
糖尿病など血糖値管理が必要な方や
医師からベジタブルファーストを推奨されている方
生活習慣病等でご自身で判断がつかない方は
かかりつけ医の指示に従ってください。
今日のお話しは以上ですが
一つ気になる点がありませんでしたか?
「ベジタブルファーストってダイエットに有用なの?」って思いましたよね♪
というわけで次回から数回に渡って
【食物繊維とダイエット】について書いていこうと思います。
【プロフィール】Facebookより
岩田 潤一郎(いわた じゅんいちろう)
https://unite-diet.com/trainer.html
北海道出身 函館ラ・サール高校 中京大学体育学部
株式会社uniteボディメイク 代表
航空自衛隊出身のボディメイクコンサルタント。
ダイエット・ボディメイク専門「パーソナルトレーニングスタジオunite」の代表。
毎週日曜日YouTubeにてボディメイク情報発信中!