【美容&健康コラム】 2024.10.20 Vol,183
管理栄養士 岩田 潤一郎先生
季節の変わり目は体調を崩しやすいですが
特に暑い夏から寒い冬に移行するこの時期は
「風邪」や「腰痛」になる方が多く見られます。
前回は"風邪"についてお伝えしましたが、
今回は
私も持病として高校時代からお付き合いがある、
「腰痛」についてお話ししていこうと思います。
■そもそも腰痛ってなに?
「腰痛」とは疾患(病気)の名前ではなく
腰部の痛みや張りなどの不快感といった症状の総称です。
日常的に多くの方が経験する不調ですが
原因が特定できるものはわずか15%程度といわれています。
原因が特定できるものを〈特異性腰痛〉といい
代表的なものとしては椎間板ヘルニアや腰部脊柱管狭窄症
脊椎分離症や脊椎すべり症などがあります。
一方
原因が特定できないものは〈非特異性腰痛〉といい
生活習慣、日常動作や姿勢、ストレスや不安などが
影響していると考えられています。
■なぜ秋に腰痛になりやすいのか
さまざまな要因がありますが
以下が大きく影響すると考えられます。
・気温の低下:
気温が低いと筋肉は冷えて硬くなります。
また、体は熱を逃がさないように筋肉を収縮させ硬めます。
このように冷えて硬くなった筋肉の血流は悪くなり
腰痛が生じると考えられます。
特に起床時は要注意☝
・気圧の低下:
気圧が下がると耳の奥の内耳という器官が感知します。
すると交感神経が優位になり血管の収縮が起こって血流が悪くなります。
血流が悪くなると筋肉が緊張したり
酸素の欠乏が招く組織の障害で発痛物質が出されたりして
腰痛が生じると考えられます。
・水分不足:
秋は湿度が低下し肌が乾燥するだけでなく
体内の水分も失われやすくなります。
また夏には行っていた水分摂取も発汗が減ることで不足し
筋肉の水分も失われていきます。
筋肉は約70%が水分という臓器なので
水分が減ると機能しにくくなり腰痛が生じると考えられます。
■腰痛対策
①体を冷やさない:
温かい飲み物をこまめに飲んだりお風呂にゆっくり浸かるなどして
体を温めるようにしましょう。
腹巻きやマフラーなども有効です。
②ストレッチ:
股関節周りの筋肉をストレッチすることで
筋肉の緊張をほぐし柔軟性を維持しましょう。
③適度な運動:
ウォーキングや軽い筋トレをすることで
筋肉を強化し腰を支える力を高めましょう。
④保湿、水分摂取:
肌だけでなく体全体を保湿するよう
水分摂取を心がけましょう。
⑤睡眠:
質の良い睡眠を7~8時間とることで
体の疲れを癒し筋肉の回復を促しましょう。
睡眠をしっかりとると自律神経が整いやすくなります。
しっかり腰痛対策をして
秋の行楽シーズンを楽しみましょうね(^^♪
さて次回は
12月8日に開催される冬の大イベント
「シェイプクイーンコンテスト」について
メンバー様のプラスになる情報をお伝えいたします。
【プロフィール】Facebookより
岩田 潤一郎(いわた じゅんいちろう)
https://unite-diet.com/trainer.html
北海道出身 函館ラ・サール高校 中京大学体育学部
株式会社uniteボディメイク 代表
航空自衛隊出身のボディメイクコンサルタント。
ダイエット・ボディメイク専門「パーソナルトレーニングスタジオunite」の代表。
毎週日曜日YouTubeにてボディメイク情報発信中!