【美容&健康コラム】 2024.8.5 Vol,173
管理栄養士 岩田 潤一郎先生
猛暑です。
7月27日には名古屋で38.1℃を記録しましたが
8月には6年ぶりに40℃を超えるとの予想です🌞
一時話題となった「熱中症保険」の加入者数も
7月からうなぎ上りとのこと。
流石の暑さに体調を崩したり
食欲が沸かない方も多いのではないでしょうか?
そこで今回から
『猛暑を乗り切る夏ごはん』というテーマで、
元気に食べて健康作りに役立つレシピを
ご紹介していこうと思います!
■夏に食欲が落ちる理由
まずレシピをご紹介する前に
「どうして夏は食欲が落ちるのか」について
考えてみましょう(^^♪
猛暑に食欲が落ちる理由は、いくつか考えられます。
①自律神経の乱れ:
屋内外の寒暖差や
暑さによる不快感・寝苦しさ等のストレスによって
自律神経が乱れやすくなります。
自律神経は消化器官の働きもコントロールしているので
乱れると食欲低下や消化不良を起こしやすくなります。
②体内の水分不足:
発汗が多いと体水分が不足してきます。
脱水状態では食事よりも水分を欲するため
食欲が低下することがあります。
③代謝の低下:
気温が体温より高いと体は熱を産生する必要性が減るため
エネルギー消費を抑えます。
その結果代謝が低下し、食欲が減退することがあります。
④冷たいものの摂りすぎ:
冷たい飲料やアイスなどを多量に摂取すると胃腸が冷えるので
消化機能が低下することがあります。
このような原因が重なり合って
夏は食欲が落ちやすくなってしまうのです☝
ただ…
食欲不振が続くと必要な栄養素が不足し
【体力低下】や【免疫力の低下】につながってしまいます。
そうなるとダイエットや美容どころではなく
仕事やプライベートにも大いに影響してきますので
しっかりと対策を練る必要があります!
■食欲不振対策
上記「食欲が落ちる理由」から
食欲不振対策を考えていきましょう。
①寒暖差を小さくする:
これだけの猛暑なので冷房はできるだけ下げたいところですが
その寒暖差が“自律神経の乱れ”を誘発してしまいます。
目安は室温設定「25~28℃」。
帰宅後すぐは25℃で良いですが、落ち着いたら28℃へ。
24℃以下になると体への負担が大きくなってしまいます。
(個人差があるので、無理せずお試しください)
②こまめな水分補給:
水分不足は食欲低下につながるので、こまめに水分補給しましょう。
自宅では水や麦茶等でOKですが
運動したり外出先では塩分の補給も考慮しましょう。
③冷たいものを控える:
冷たい飲食は胃腸を冷やし消化機能を抑制するので控えめにし
常温または体温より温かいものを摂るようにしましょう。
④食事の回数を増やす:
1回の食事量を少なくし回数を増やすことで
食欲が無くても食べやすく消化の負担も減らすことができます。
⑤適度な運動:
室内でできる軽い運動を取り入れることで代謝を上げ
食欲を増進させる効果が期待できます。
これだけしっかり対策すれば
落ちた食欲も復活しやすいのではないでしょうか(^^)
というわけで
今回は夏に食欲が落ちやすい理由と
その解決策についてお伝えいたしました。
次回からは
『食欲が無くても食べられる!お勧めレシピ』について
書いていこうと思います!
【プロフィール】Facebookより
岩田 潤一郎(いわた じゅんいちろう)
https://unite-diet.com/trainer.html
北海道出身 函館ラ・サール高校 中京大学体育学部
株式会社uniteボディメイク 代表
航空自衛隊出身のボディメイクコンサルタント。
ダイエット・ボディメイク専門「パーソナルトレーニングスタジオunite」の代表。
毎週日曜日YouTubeにてボディメイク情報発信中!