【美容&健康コラム】 2021.4.10 Vol,14
MI美容顧問:川戸清弥
皆様、紫外線の気になる季節になってきましたね!
ところでマスク生活も1年以上になりますが、マスクで顔の半分が隠れるせいもあってか、ノーメイクの女性や眉毛だけ書いている方も多い様に思います。
紫外線が強くなるこの時期、不織布のマスクは紫外線が通過してしまう事を覚えておいて下さい。
マスクで覆っているからといって紫外線をブロックすることはできないのです。
紫外線カット効果のある化粧品を使って紫外線からお肌をまもりましょう!
今回のコラムは、「シミ」についてお話したいと思います。
シミの出来る一番大きな原因は紫外線を浴びてきた蓄積量によるものだと言われています。
生まれてから一番紫外線を浴びていない体の部位は?・・・「きっとお尻でしょうね」お尻の肌の色がご自分の本当の肌の色と言えるでしょう。常に露出している顔や手の甲などと比べると肌の色に違いがありますよね?
今回は皆様にシミの出来る原因を知っていただき、これからのシミ予防に役立てていただきたいと思います。
「シミ」が出来る大きな原因
1.紫外線を浴びる・・・・・・・・(紫外線A波・B波)
2.ホルモンバランスの乱れ・・・・(卵巣機能)
3.ストレスが続く・・・・・・・・(精神的影響を色素細胞は受けやすい)
4.物理的刺激・・・・・・・・・・(摩擦・刺激)
5.炎 症・・・・・・・・・・(傷跡・ニキビ跡・虫刺され等)
6.代謝機能の乱れ・・・・・・・・(加齢・間違ったスキンケア等)
他にも肝臓病等、色々原因はありますが!日常生活の中で気を付けられる事を知り、毎日対策することがとても大切です。
では、1~6の原因についてどのように気を付けるべきかをお話ししましょう。
「1」の紫外線対策ですが、現在では便利な物が沢山あります。
紫外線カット剤や紫外線カットグッズなど手袋や帽子・日傘を上手に使いましょう。室内でもカーテンにUVカット機能の物を選ぶと良いでしょう。紫外線カット剤に関しては、SPF(紫外線B波カット指数)は35以上、PA(紫外線A波カット指数)は+が3つ以上表示されている物を使うことで、日常生活での紫外線対策になると思います。
外での活動が多い方は、紫外線量が最も多い時間の10時~14時を避け、紫外線カット剤に関してもSPFやPAの高い表示の商品を使う方が良いでしょう。
「2」のホルモンバランスとは、卵巣機能が悪くなる又は乱れることでシミが現れることがあります。妊娠すると2ヶ月目位からシミが現れる方が多いようです。
ただ出産し授乳期に入るとそのシミも自然と消える事が多いようです。更年期になるとシミが濃くなり始める方も多いので、日々体調の変化をチェックし出来るだけシミの原因を避ける生活を心がけましょう。
「6」で説明している栄養素やプラセンタなど意識して摂取するのも良いでしょう。
「3」のストレスに関しては、色素細胞(メラノサイト)は精神的影響を受けやすいため、気分転換やストレス解消法を普段から見つけておきましょう。コロナ禍で外出や人とのコミュニケーションが難しい時でもありますから!自宅で出来るストレス発散方法も見つけておきましょう。
「4」の物理的刺激に関しては、自分で避ける事ができますから覚えておきましょう。
シミが出来る物理的刺激とは、化学繊維などによる摩擦が原因になる事が多いでしょう。
下着の締め付け部位などに色素沈着が目立つようになることがありますので、自然繊維の物に替えたり、締め付ける物を毎日身に着けない様にする等肌に直接触れる物には注意しましょう。
「5」は、炎症が治まった後シミに移行することがよくあります。炎症を長引かせない事と炎症が治まった後のケアが大切です。
炎症が治まった個所をしっかり保湿し乾燥させない様にすることが大切です。「4」でお話しした摩擦でも炎症がおきたり痒みが起きたりする事がありますので、かきむしったりせずに炎症個所を広げない様に注意しましょう。
「6」の代謝機能の乱れによるシミですが、加齢とともに肌の代謝機能は遅くなってきますので、毎日の食事にビタミンA・B2・B6・Eを意識して摂るように心がけ、肌を乾燥させない事が大切です。
それと定期的に古い角質を除去するのも大切なケアです。美白化粧品はシミ部位のみに使用するのではなく全顔使用する方が効果的です。シミが現在ある方は、肌の奥にもメラニンが潜んでいるかもしれませんので、全顔しっかりケアしましょう。
今、シミが無い方もこれからいつシミが出来るか分かりませんし、現在シミで悩まれている方は、シミが出来る原因をしっかり理解し、悪い習慣は改善し、シミの予防対策には肌を乾燥させないように心がけ、美白商品を正しく使うスキンケアを毎日行うことで効果が期待できます。
以上6つのシミ予防対策を心がけシミのない肌つくりに役立てて下さい。