【美容&健康コラム】 2022.5.25Vol,68
MI美容顧問:川戸清弥
マスク生活がスタートして2年以上になりますね。今年の夏はマスク無しの生活が出来ればと願っていますが…最近ではマスクを外したくない女性も多いようです。
一方でマスク荒れに悩む方が多いのも事実です。ヒリヒリ感や痒み・赤み・熱感等毎日マスクを着ける事が苦痛の方もおられます。このような症状の改善にはマスクとの摩擦を避け角質が削り取られてしまわない様にする事がとても重要です。
昨年も「美肌菌」の働きについてお話ししたと思いますが、この「美肌菌」の研究も年々進み多くの事が解明されています。「美肌菌」が抗菌ペプチドを生産することで黄色ブドウ球菌を退治し肌の潤い物質を分泌することでバリア機能を高められるなど、上記でお話ししたマスク荒れ(かぶれ)やニキビ・女性のデリケートゾーン等「美肌菌」の働きにより改善できる肌トラブルが多い事も分かってきました。その為にも潤いのある健康な肌を守るには普段から「美肌菌」が元気で棲みやすい肌環境を整える事がとても大切です。
そこで注意したいのは洗顔です。ゴシゴシと角質が傷付くような雑な洗顔をおこなっていると、角質は確実に薄くなってしまいます。角質は「美肌菌」の棲みかでもあり、肌のバリア機能をつかさどる重要な保護層であり防御層ですから角質層を傷めない様に丁寧に洗顔しないと「美肌菌」は少なくなってしまうのです。洗顔料選びも肌に優しい物を選ぶようにしましょう。
梅雨時期は雑菌が繁殖しやすい季節ですが、「美肌菌」を増やす絶好のタイミングでもあります。「育菌美容」をスタートされる方は、「美肌菌」が棲みやすいように角質層に水分をしっかり補う事が大切です。それと新陳代謝を高める為のソフトピーリング効果の化粧水を選ぶと良いでしょう。反対に油性系のクリームなどは皮膚の薄い目の回り等だけに使い控えめにしましょう。徐々に「美肌菌」が活躍することで天然の潤いベールで肌はツヤツヤに変化します。その為にも2ヶ月間は続ける事が理想です。梅雨は艶のある健康な肌つくりのチャンスです。皆さんで「育菌美容」をスタートしましょう。