【美容&健康コラム】 2022.3.25Vol,60
MI美容顧問:川戸清弥
シミ対策と言えば美白化粧品と思われるでしょうが、紫外線をブロックしながら美白化粧品を使う事がとても重要です。高額な美白美容液でシミケアされていても毎日紫外線を浴びていると美白肌は手に入りません。そして紫外線は真皮に存在するコラーゲンを切断し、エラスチンを変性し、シワの原因にもなります。これが光老化と呼ばれる由縁です。まずはしっかりと紫外線をブロックし肌老化を防ぐことが大切です。
紫外線は3月から急激に強くなります。勿論紫外線は年中地球に降り注いでいますが、日本では特に3月から9月までは最も注意が必要な時期です。3月は外気温が高くても20℃前後ですから比較的過ごしやすく、ついつい外出時紫外線対策をせずに出かけ、気が付くと肌が黒くなってしまい後悔する事が有ります。洗濯やペットのお散歩・庭いじりなど短時間でもこの季節は気を付けなければいけません。特に10~14時の紫外線量が最も強い時間なので外出には気をつけましょう。マスクで顔の半分が隠れているからとアイメイクだけで外出される方も最近は多いですが、マスクは紫外線カット効果の無い物が多いのでご注意を。
では、紫外線からどのように肌を守るのか?帽子・日傘・サングラス・手袋等最近では紫外線対策グッズも色々ありますよね。ただ紫外線は空から降り注ぐものだけを避ければよいわけではありません。紫外線は地面に反射し日傘や帽子の影にある顔や首でも日焼けします。では一番ブロックが簡単で効果的なものは何か?もうお分かりですよね。そうです「紫外線カット剤」を塗る方法です。常に露出している腕や首・うなじ・手の甲なども顔と同様紫外線カット剤をしっかり使うようにしましょう。
では、どのような紫外線カット剤を選ぶべきかについて、アドバイスしたいと思います。
【紫外線カット剤を選ぶポイント】
- 肌に負担の無い事(*紫外線吸収剤不使用)
- SPF・PAの数値をチェック(*日本化粧品工業連合会・紫外線防止効果表を参考)
- 有効成分の配合をチェック(*抗炎・保湿・肌荒れ・抗酸化作用成分等)
- 使いきりサイズ(*古い物は使わないようにしましょう)
- 洗浄が簡単(*専用洗浄剤等が必要なものは避けよう)
以上5点を確認し商品を選びましょう。紫外線カット剤は毎日年中肌に使うものですから安易に選ばないでください。以外にも紫外線カット剤で肌を痛める方は多いのです。「肌荒れ」「毛穴のつまり」「痒み」「ニキビの悪化」等です。上記ポイントを参考に紫外線カット剤を選び、正しい使い方で肌をしっかりガードしましょう。