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毛穴環境を整える!驚きの『金銀花』

毛穴環境を整える!驚きの『金銀花』

 

 

2月も残りわずかとなりましたが、寒さの中にも少しずつ春の気配が感じられる頃となりました。
今回の美容コラムは、タイトルにある「金銀花」の驚くパワーについてお伝えしたいと思います。

 

この小さな可愛い花(上記写真)は旬の開花期に最もポリフェノールやフラボノイドが豊富になることから、初夏に採取され美容成分としても数多くの働きがある事が研究結果でも認められています。そのためスキンケア成分として高い評価を得ている植物エキスです。

 

 

 

 

金銀花(きんぎんか)はスイカズラ(吸い葛)科の植物で 、植物学的な学名は Lonicera japonica(ロニセラ・ジャポニカ) といいます。

「金銀花」は常緑のつる植物で、初夏5〜7月の気温が上がり始める頃に一気に花をつけ、その花は2個を対に咲き、色は白く時間が経つと黄色に変わることから「金銀花」と呼ばれています。
夜行性の虫を引き寄せるため、夕方以降にジャスミンに似た甘い香りが強まる性質を持っている小さな花です。
生命力が強いため、環境の適応力に優れ日本でも多くの丘陵地や山地に分布しています。古くから民間薬として関節炎や解熱に煎液を飲用し、あせも・湿疹などには薬湯が用いられてきた歴史があります。

 

つぼみを乾燥させたものは現在も漢方薬として使われています。そして化粧品成分としては「スイカズラ花エキス」として30年以上の実績を持ち、肌を外的刺激から守る抗酸化作用に優れ乾燥や紫外線によるダメージを受けやすい現代の肌にとって頼もしい存在です。
それ以外に注目されているスイカズラ花エキスの作用が「角栓予防」です。そこで「毛穴トラブル改善」の働きについて下記にまとめてみました。

 

 

・皮脂バランスを整える

皮脂が過剰になると毛穴が押し広げられ、目立ちやすくなります。
スイカズラ花エキスには皮脂分泌を穏やかに整える働きがあり、テカリや毛穴の開きが気になる肌を落ち着かせます。

 

・角質の乱れを抑える

肌が乾燥したり炎症を起こしたりすると、角質が厚くなり毛穴が詰まりやすくなります。
スイカズラ花エキスは肌のキメを整え、角質の肥厚を防ぐことで、毛穴詰まりの原因を減らします。

 

・炎症を鎮める

スイカズラは古来より“清熱解毒”の薬草として使われてきました。
現代の化粧品成分としても、肌の赤みや軽い炎症を落ち着かせる作用が注目されています。
炎症が続くと毛穴周りの組織がゆるみ、毛穴が目立つ原因になるため、炎症ケアは毛穴改善には欠かせません。

 

・角栓形成を抑える

近年の研究結果によって角栓の主成分の一部は毛包内の「内毛根鞘(IRS)」由来であることが(※前回美容コラムで取り上げた)明らかとなりました。
スイカズラ花エキスは、IRSの形成を抑制し角栓の分解を助ける働きもある事がわかっています。

 

毛穴悩みは「皮脂の過剰分泌」「角質の肥厚」「炎症」の3つが絡み合い毛包内の設計ミスから起こります。いくつもの原因から形成される毛穴トラブルの大敵角栓を、スイカズラ花エキスは多角的にアプローチし角栓形成を予防してくれる驚きの植物エキスなのです。

 

 

 

 

化粧品には多くの植物エキスが使われています。植物エキスの原料は産地・収穫時期・抽出方法で成分量が変動し品質差が出やすいのも特徴です。そのため配合量にもよりますが、色・香りなど微妙な違いがロットによって現れます。

 

特に近年の異常気象によって成分濃度の変動や収穫量・コストなど大きな影響をうけるリスクがあります。それでも植物エキスを採用するのは、植物エキスには多様な成分が自然にブレンドされており抗酸化保湿整肌など複数の作用が期待できるからです。単一成分のような鋭い効果ではなく、肌の調子を整えるような穏やかな働きが中心の物が多い反面、植物それぞれが持つブレンド作用こそが、植物から与えられる「宝物」なのです。あなたのお庭にも化粧品成分となる植物がそろそろ芽吹き始めているかもしれませんよ。

執筆者プロフィール

川戸 清弥
川戸 清弥顧問
ドイツ留学にて、皮膚理論や毛髪理論、エステティックの技術などを学び美容外科・皮膚科で美容カウンセラーを経験。現在は多くの企業やエステサロンと契約して化粧品プロデューサー、ビューティーアドバイザーとして海外でも活躍中。