【美容&健康コラム】 2023.3.10 Vol,106
MI美容顧問:川戸清弥
皆さんのお庭にも、ようやく春がやって来た頃ではないでしょうか?それと同時に花粉が舞い散り花粉症の方々にとってはツラ~イ季節でもありますね。今回の美容コラムでは、そんな春のもう一つの厄介者のお話をしたいと思います。その厄介者とは、「紫外線」です。3月から「紫外線」の量は急激に増え始めます。寒さが明け暖かくなるのは有難いですが、紫外線は避けたいものです。今回はこの紫外線の「健康リスク」と「紫外線カット剤の選び方」についてお話ししたいと思います。
太陽から地球に光が届くには、約8分かかるそうです。そんな光線も地球の大気圏に存在するオゾン層により地球上には全部届いてはいません。しかし1985年南極でオゾンホールが発見された頃から、一気に紫外線の有害性が取り上げられる様になりました。地球上に暮らす私たちの身体にも様々な健康リスクが確認されている紫外線ですが、代表的なリスクとしては、日焼けによる炎症や水ぶくれ・シミ・色素沈着やシワ・肌のタルミも紫外線が原因だと言われています。目の病気の白内障や免疫機能の低下についても様々なデータが発表されており、最近では紫外線アレルギーの人も増えてきました。何より紫外線は皮膚ガンの原因の一つとも言われています。この様なリスクを回避するには、紫外線をブロックする事がとても大切です。
毎年、紫外線対策用に様々なグッズが発売されます。商品には紫外線カット率を表記している物も多くありますので、購入の際には必ずチェックするようにしましょう。しかし紫外線は上からだけでなく反射する事を忘れてはいけません。普段皆さんが歩いているアスファルトやコンクリートだと約10%の反射があり砂浜だと25%の反射が有るそうですから、紫外線カット率の高い日傘をさしていても紫外線はあらゆる角度から皆さんの肌へ照射されている事になります。そこで便利なのが肌に直接塗れる紫外線カット剤なのです。
紫外線カット剤も色々な物が発売されており、どれが良いのか?迷ってしまいますよね。容器が可愛い!といった理由等で選ばずに肌へのリスクをしっかりガードしてくれる物を選びましょう。そこで、紫外線カット剤の選び方をまとめましたので参考にして下さい。
【紫外線カット剤のチェックポイント】
1.SPFと書かれた後の数字とPAの後の+表示の数をチェック
*国内最高スペック SPF50+・PA++++
2.フリー項目のチェック
*紫外線吸収剤不使用(フリー)の方が肌に対して低刺激である
3.抗酸化・抗炎症作用の成分配合のチェック
*紫外線や熱による細胞へのリスクに対しサポート成分が配合されたものを選ぶ
ちなみに、日本の繊維技術はとても進歩しており薄手の洋服や夏用の涼しい上着にも紫外線をカットしてくれる物が沢山ありますから上手く利用し、紫外線カット剤とダブルで肌を守りましょう。最後に紫外線カット剤は開封後、時間が経つと肌に刺激になる場合が有りますのでくれぐれもご注意下さい。使用中の物は臭いや質感等に変化はないか確認し、新しい物には開封日を容器に記入しておくと良いでしょう。しかし眼球だけは、紫外線カット剤が使えないので、お似合いのサングラスを探しに行って下さいね。