【美容&健康コラム】 2021.2.25 Vol,8
MI美容顧問:川戸清弥
最近は、朝夕の寒暖差が10℃以上もある日が多く出勤前の洋服選びは悩みますね。
天気予報では、花粉やPM2.5、黄砂の予報も多くなって来ました。
紫外線も日に日に強くなってきます。肌にとっては、厄介な季節の到来です。
カサカサ肌に、ザラザラ肌、粉ふき肌等々メイクのりも悪いと悩まれている方も多いのではないでしょうか?
前回のコラムでは、乾燥肌にならない為の対策をご紹介しましたが、今月は、既に乾燥が進み、肌のゆらぎに悩まれている方への対処法のポイントを4つご紹介したいと思います。
• 刺激を徹底的に避ける
• 肌を落ち着かせるスキンケア選び
• スキンケアで皮脂膜を作るお手伝い
• 肌に良い栄養を摂取する
「刺激を徹底的に避ける」とは、肌の角質を痛めない為のケアを心がけることが大切です。
洗顔時は出来るだけ優しく行い、すすぐお湯の温度もぬるま湯がよいでしょう。洗顔剤も低刺激な物を選ぶことが大切です。すすぎ終わった肌はタオルで押し拭きし、こすらない様に丁寧に行いしましょう。
「肌を落ち着かせるスキンケア選び」に関しては、常にお使いの化粧品を一度確認してみてください。体調が悪くなると食欲が無くなるように、肌も調子が悪い時にシミ改善だのシワ改善だのと忙しくさせるのではなく、正常に戻るまでは落ち着かせることが大切です。
化粧品は肌の活性を目的とする成分が配合されている物が多いですが、この場合には鎮静や水分補給を主に目的としている化粧品に一時チェンジする事が大切です。
「スキンケアで皮脂膜を作るお手伝い」
乾燥からくる肌荒れの大半は皮脂膜が作れなくなっており、角質がすぐに剥がれ落ちてしまい角質層がなかなか正常な厚さに戻らない事が多いため、正常な厚さに角質層が戻るまで化粧品で補ってあげる事が必要なのです。必ず朝晩のスキンケアの最後はクリームをしっかり塗り、肌からの水分の蒸発をブロックし角質を守りましょう。
最後に「肌に良い栄養を摂取する」ですが、先に説明したように肌が荒れている状態を改善するためには、栄養素を口からも摂取し一日も早く健康な肌を取り戻すことが大切です。
その為に必要な栄養素をご紹介しておきます。特に乾燥肌から肌荒れへと移行してしまいがちな方は、ビタミンAを取る事をお勧めします。
ビタミンAは、寒地に暮らす動物の肝臓に多く存在するそうです、すなわちビタミンAは寒さに対する抵抗力を強めてくれる働きに優れ、肌の潤いを保ってくれるビタミンなのです。
食品ではレバーやウナギに多く含まれていますが、毎日摂取するのは難しいので、βカロチンが豊富なかぼちゃ・ニラ・人参・ほうれん草・卵黄などは油を使って調理すると効率よく吸収できるそうです。それと美容ビタミンと言われるビタミンB2、B6やビタミンCも同時に摂取することで、皮脂の代謝をスムーズにし粘膜を強くしてくれます。
ゆらぎ肌をこのままにしておくと敏感肌やアレルギー肌に進行してしまう事もあるので、毎日の肌チェックで、スキンケアを替えたり、不足がちな栄養素をしっかり補い潤いのある健康な肌を取り戻しましょう。