【美容&健康コラム】 2021.2.10 Vol,6
MI 美容顧問:川戸清弥
肌の悩みに多いのが、「乾燥肌」です。
お顔の部位にもよりますが、30代頃より皮脂分泌が減り始めお顔の所々に乾燥を感じ始める方は多いでしょう。
乾燥はお肌からの注意信号と思って、早めにトリートメントをしないと、次々とトラブルが進行し、ついには敏感肌になり痛みや痒みが出始めメークも出来ない肌状態になる事もありますので「乾燥肌」を甘く見ないでください。
今回は、乾燥対策の注意ポイントを3つお伝えしたいと思います。
―乾燥対策の注意ポイント―
1.正しいクレンジング・洗顔方法で角質を傷つけないこと
2.部屋の湿度管理で肌の水分を守ろう
3.季節に応じた化粧品のチェンジで肌に水分補給
1.クレンジング・洗顔方法での注意点は「時間と力加減とすすぎ」です。
洗浄剤(クレンジング・洗顔料)が肌に乗っている時間は出来るだけ短い方が良いでしょう。そしてタオルや洗顔ブラシなどは使わずに、手のひらでやさしく円を描きながら素早く洗い上げましょう。
最後のすすぎにも注意が必要です。ぬるま湯を使いしっかり生え際などにも洗浄剤が残らないように丁寧に流水で洗い流しましょう。洗浄剤が肌に残ると肌荒れや湿疹の原因になることがあります。
そしてタオルドライは優しく押し拭きして下さい。肌が濡れている時の物理的刺激は角質を痛めやすく肌のバリア機能を壊す大きな原因の一つになります。
2.部屋の湿度ですが、理想は60%~75%が良いでしょう。冬は暖房などにより室内の湿度をコントロールするのが難しいと思いますが、加湿器などを上手に使って、寝室もしっかり湿度管理しましょう。湿度が50%を下回ると肌の水分が一気に蒸発し始めます。私は加湿器以外にも観葉植物を置いたりお水を入れたインテリアなどを利用して冬でも60%以上をコントロールしています。
最近は可愛い加湿グッズも沢山販売されていますので探してみてください。
3.季節に応じた化粧品のチェンジですが、お洋服も季節に合わせて衣替えをするように、毎日使う化粧品も季節に応じて変えることが大切です。
化粧品メーカーもその季節に必要な商品をテレビコマーシャルしています。
季節の目安としては、紫外線量と湿度の変化によって見直すのが良いと思います。四季は春夏秋冬と4シーズンありますが、私は年3回のパターンで、湿度が60%以下・60%以上75%未満・75%以上とチェンジしています。化粧品の中には年中使用する商品もありますが、生活環境によって紫外線量や湿度にも違いがあると思いますので、自宅には湿度計を必ず置いてチェックしチェンジのタイミングを確認しましょう。
以上の事を参考に乾燥対策してみてください。
乾燥肌は全身に起こるトラブルですから、冬はボディにも保湿ケア商品を、お使いになる事をお勧めします。