
Columnコラム
秋に向けて切り替える“運動リズム”

【美容&健康コラム】2025.9.5 Vol,227
管理栄養士 岩田 潤一郎先生
まだまだ暑い日が続きますが、
9月に入ると朝晩の空気が少しずつ涼しくなり、
夏の強い日差しも和らいできます。
暑さで運動から遠ざかっていた方にとっては、
体を動かしやすいシーズンの始まりです。
とはいえ、
夏の疲れを引きずったまま急にハードに動くと、
ケガや体調不良の原因にも。
そこで大切なのは
「秋に向けて運動リズムを整え直すこと」です。
今回はそのポイントを3つにまとめ
1週間のスケジュール例をお伝えいたします☝
(1)朝の軽い有酸素運動で“体内リセット”
気温が落ち着いてくる9月は、朝のウォーキングがおすすめ。
朝日を浴びながら歩くことで、
自律神経が整い代謝もスムーズになっていきます。
≪ポイント≫
・目安は20分程度の早歩き
・玄関で姿勢を整え、“綺麗に歩く”ことを意識
・近所の公園や駅までの道を綺麗な姿勢で歩くだけでもOK
(2)筋トレは“全身まんべんなく”
夏に活動量が落ちると、筋肉量も低下しがち。
基礎代謝を支える大切な土台を取り戻すために、
シンプルな自重トレーニングから始めましょう。
≪トレーニング例≫
・スクワット:椅子に腰を下ろす直前までしゃがみ、ゆっくり立ち上がる。両手は胸で組むか、腰に置く。
・膝つき腕立て:四つんばいから膝をついたまま、腕を曲げて胸を床に近づける。両手は肩幅より少し広めに。
・プランク:肘と膝(またはつま先)を床につき、体をまっすぐ板のようにキープ。お腹に力を入れて“背中を一直線に保つ”意識。
週に2~3回、1回15分程度でOK。
リビングでテレビを見ながらでもできます。
(3)夜のストレッチで“冷えと疲れ”をケア
残暑で冷房を使うことも多く、意外と体は冷えています。
冷えは代謝の低下や睡眠の質の悪化にもつながるため、
寝る前のストレッチが効果的です。
≪ストレッチ例≫
・股関節のストレッチ:仰向けで寝て、片方の膝を胸に抱える。太ももの付け根がじんわり伸びるのを感じながら30秒キープ。
・背中のストレッチ:四つんばいになり、背中を丸めてから反らす。いわゆる“猫のポーズ”で、背骨をしなやかに動かす。
「お風呂上がりに布団の上でゴロゴロしながら」気楽に行えばOK。
■無理なく始められる1週間の運動スケジュール例
「運動が苦手」「時間がない」という方でも取り入れやすいよう、
生活リズムに沿ったスケジュールをご提案いたします。
・月曜:朝のウォーキング20分
週の始まりに体をリセット。出勤や買い物ついででもOK。
・火曜:夜のストレッチ10分
TVを見ながら股関節・背中まわりをゆっくり伸ばす。
・水曜:筋トレ15分
スクワット10回×2セット+膝つき腕立て5回+プランク20秒。
・木曜:休養日(意識して早く寝る)
・金曜:朝のウォーキング20分
週末に備えて代謝アップ。気分転換にも◎。
・土曜:筋トレ15分+ストレッチ
平日できなかった分をまとめて。家事の合間に分けてもOK。
・日曜:軽い外出やアクティブレジャー
買い物は歩いて、家族と散歩など“楽しむ運動”に。
≪ポイント≫
週のうち2~3日だけでもできたら合格。
大切なのは「生活の中に少しずつ運動を差し込む」ことです。
⭐まとめ⭐
9月は「運動の再スタート」にぴったりの季節。
朝の軽い有酸素、全身を動かす筋トレ、夜のリラックスストレッチ。
さらに無理のない1週間リズムを作ることで、
気付けば習慣になっていきます。
夏の疲れをリセットしながら、
秋を元気に楽しめる体作りをスタートさせましょう!
執筆者プロフィール

- 先生
-
北海道出身 函館ラ・サール高校 中京大学体育学部
株式会社uniteボディメイク 代表
航空自衛隊出身のボディメイクコンサルタント。
ダイエット・ボディメイク専門「パーソナルトレーニングスタジオunite」の代表。
毎週日曜日YouTubeにてボディメイク情報発信中!
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