【美容&健康コラム】 2025.2.5 Vol,197
管理栄養士 岩田 潤一郎先生
今年は比較的暖かい日が続いていますが
やはり大寒からしっかり冷え込んできましたね❄
ニュースでは風邪やインフルエンザについて耳にしない日がありません。
エムアイメンバーの皆様も
日々体調管理に気を遣っていることと思います。
体調管理には色々ありますが
この寒い季節最も気になるのは【免疫力】ではないでしょうか?
というわけで今回から数回に渡り
〈免疫力アップ〉というテーマでお送りしようと思います🌟
■腸と免疫の関係
腸は体内で最大の免疫器官と言われています。
全身の免疫細胞の約7割は腸に存在し
外から侵入する細菌やウイルスなどから体を守っています。
それではなぜこれほど多くの免疫細胞が
腸に集中しているのでしょうか?
腸は"吸収器官"ですので
食事だけでなく口から一緒に侵入してきたウイルスや病原菌も
一緒に取り込んでしまう危険に常にさらされています。
もし腸が入ってきたものを全て通過させてしまうと
有害物質まで吸収されてしまうのです。
こいうした病原菌の侵入を防ぐために
腸にはたくさんの免疫細胞があると言われています。
この免疫細胞を活性化させ
体の防御力を高める役割を担っているのが
【腸内細菌】なのです!
■免疫力アップの鍵は腸内細菌
腸内には多種多様な腸内細菌が共生しており
その数は1000種類以上、およそ100兆個とも言われ
総重量は1.5~2㎏にも及びます。
※大便のおよそ3分の1は腸内細菌の死骸
これらの腸内細菌は免疫細胞を活性化させ
→病原体と戦う抗体が効率的に作られるので
→免疫力がアップするのです。
しかし腸内細菌のバランスが崩れると
免疫細胞の働きが低下し免疫力がダウンしてしまいます⇩
ですので
腸内細菌をバランス良く増やすことが免疫力アップの鍵になるのですが
ここで重要なのが【腸内フローラ】になります。
■腸内フローラとは
腸内に棲んでいる細菌は
菌種ごとの塊となって腸の壁に隙間なくびっしりと張り付いています。
この状態は
品種ごとに並んで咲くお花畑(flora)に見えることから
「腸内フローラ」と呼ばれるようになりました。
正式名称は
「腸内細菌叢(ちょうないさいきんそう)」です。
腸内フローラを形成している菌は
その働きによって大きく3つのグループに分けられます。
1つめは、私たちの身体を守る【善玉菌】。
2つめは、増えすぎると身体に悪影響がある【悪玉菌】。
3つめは、状況によって善玉菌の味方をしたり悪玉菌の味方をしたりする【日和見菌】です。
おっと少々長くなってきたので
この3種類に関しては次回しっかりお伝えしようと思います(^^)
【プロフィール】Facebookより
岩田 潤一郎(いわた じゅんいちろう)
https://unite-diet.com/trainer.html
北海道出身 函館ラ・サール高校 中京大学体育学部
株式会社uniteボディメイク 代表
航空自衛隊出身のボディメイクコンサルタント。
ダイエット・ボディメイク専門「パーソナルトレーニングスタジオunite」の代表。
毎週日曜日YouTubeにてボディメイク情報発信中!