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頭皮ケア方法の注意点

頭皮ケア方法の注意点

【美容&健康コラム】 2023.12.25 Vol,144
MI美容顧問:川戸清弥

いよいよ今年も残すところ1週間となりました。
年末年始のイベントに向けてヘアサロンに行かれた方も多いのではないでしょうか?
ヘアスタイルは整ったけど間違った頭皮ケアを続けていると、健康な髪を保つことは難しくなってきます。
今回の美容コラムでは、前回の続編として『頭皮ケア方法の注意点』についてお話ししたいと思います。

頭皮のトラブル改善方法の基本は、『清潔に保つ』事と『血行促進』と『頭皮表面の常在菌バランス』を正常に保つことが重要です。
そこでまずは思い当たる項目はあるか、
下記セルフチェックをおこなってみましょう。

【頭皮・髪セルフチェック10項目】

  • 頭皮に痒みを感じる時がある
  • 髪が細くなってきたように思う
  • 頭皮が硬い
  • 白髪が増えて来た
  • 頭皮の臭いが気になる
  • 頭皮に赤い部分がある
  • フケが気になる事が有る
  • 生え際やもみあげにくせ毛が目立ち始めた
  • 抜け毛の量が多く気になっている
  • 直ぐに地肌が脂っぽくなる

以上1~10の項目にいくつ当てはまるものがありましたか?1つでも当てはまる項目があれば、頭皮環境が乱れているかもしれません。

そこで、日々の頭皮ケアにおいて間違ってしまいがちなケアに絞って「気を付けて欲しいポイント」をまとめてみました。

【頭皮ケアの4つのポイント】
・シャンプー前の「予洗い」をしっかり行う事

シャワーで髪を濡らすと直ぐにシャンプーを付ける方がいますが、シャンプー前の「予洗い」がとても大切です。「予洗い」とは、お湯のみで頭皮までしっかりお湯で洗い流し頭皮をウエットして置く事です。予洗いだけでも6~7割の汚れが落ち、その後のシャンプー剤も行き渡りやすく全頭をまんべんなく洗う事が出来、汚れ落ちも良くなります。

・洗髪後は頭皮までしっかり乾かす

洗髪後のドライヤーは、髪だけでなく低温でしっかり頭皮も乾かしましょう。頭皮が湿っていると雑菌が繁殖しやすく「痒み」や「フケ」の原因になります。既にフケが気になっている方はフケ専用のシャンプーに変える事をお勧めします。

・頭皮マッサージを行う(苦手な方は専用ブラシでブラッシングする

頭皮は首から肩へと皮膚がつながっています。首や肩が凝る事で、頭皮への血流が悪くなり、徐々に頭皮も硬くなってきます。頭皮の筋肉運動はなかなか困難な為、朝晩のブラッシングの際に簡単な頭皮マッサージ(指の腹で頭皮が動く程度に軽くもむ)を行うと良いでしょう。血行を良くし皮脂腺が活発になり頭皮の潤い改善や育毛効果が期待できます。

・頭皮を乾燥させない

空気が乾燥するこの時期は、特に頭皮環境にダメージを感じる季節と言えるでしょう。定期的に行う毛染めやパーマ剤によっても乾燥しやすく、乾燥状態が続く事でバリア機能が低下し外部からの刺激に敏感になり、痒みや炎症が起き始め抜け毛の原因にもなりかねません。

最近では、スカルプケア商品として「クレンジング」や「ローション」「マッサージオイル」「マッサージ器」等々多種多様な商品が発売されています。
ヘッドスパやスカルプ専門店などは予約が取れないお店も多いと聞きます。
人に頭皮を触ってもらうのはとても気持ちのいい物ですが、毎日利用するのは難しいでしょう。
まずはご自宅で出来る事から行ってみましょう。
育毛剤をお持ちなら血行促進効果や保湿効果のある成分も配合されていますので、育毛剤塗布時にマッサージを行えば一石二鳥ですよね。
上記【頭皮ケアの4つのポイント】に注意し髪の毛の土壌とも言える頭皮を大切にケアしましょう。
既に頭皮トラブルのある方、髪の悩みのある方は、是非参考になさってください。

執筆者プロフィール

川戸 清弥
川戸 清弥顧問
ドイツ留学にて、皮膚理論や毛髪理論、エステティックの技術などを学び美容外科・皮膚科で美容カウンセラーを経験。現在は多くの企業やエステサロンと契約して化粧品プロデューサー、ビューティーアドバイザーとして海外でも活躍中。

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