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「美白化粧品」の効果的な使い方 知っていましたか?

「美白化粧品」の効果的な使い方  知っていましたか?

【美容&健康コラム】 2022.4.25Vol,64
MI美容顧問:川戸清弥

 

こんにちは、突然ですが皆さんは美白化粧品をお使いですか?価格も様々で、メラニン抑制だとか色々説明があるけど「本当にシミに効果はあるの?」と思いながら、毎日お使いの方も多いのではありませんか?ある化粧品メーカーが取ったアンケート調査では、65%の方が美白化粧品を使っても効果が実感できなかった。と回答しているそうです。そこで今回は代表的な美白成分を例にとり、美白化粧品の効果的な使い方をお話ししたいと思います。

 

 

美白効果のある化粧品原料は複数ありますが、代表的な美白成分に「ビタミンC」があります。「ビタミンC」はシミやクスミに対して美白作用があり、タルミ予防にも効果が認められた成分です。その結果多くの化粧品に配合されていますが、そんな「ビタミンC」にも弱点があります。それは非常に不安定で酸化しやすい特徴があり、濃度によっては肌にきしみを感じ刺激がでたりもしますし、大きな問題は肌への吸収性が悪いと言うことです。

 

 

そこでビタミンCに分子を繋げる処理を行うことで、安定も良く肌への吸収性を高めることができます。この様にビタミンCの弱点を改善した物を「誘導体」と呼びます。そして繋げる分子にどの様な成分を選ぶかによって、肌への作用や有効性・浸透スピード等に違いが出る為、原料メーカーは化粧品に配合した時の安定性が高く、且つ肌への安全と有効性等を日々追求し研究開発しているのです。数多くの日本化粧品原料は世界でも高い評価を受けています。

 

 

「ビタミンC」にも多くの誘導体があります。例えばヘキシル3-グリセリルアスコルビン酸(ブライトニングビタミンC)もその一つです。このビタミンC誘導体は今までの誘導体にはなかった働き(メラニンのオートファジーによりメラニンの産生を約60%低下出来る)*原料メーカー資料参考 が認められ世界初のビタミンC誘導体として注目を集めています。安定性は勿論、シミの素となるメラニンの抑制作用・保湿効果・表皮の浸透性にも優れ、小じわ改善の効果も期待できる誘導体です。この優れたビタミン誘導体(ブライトニングビタミンC)を出来るだけ多く肌の奥に届けられるかがホワイトニングの鍵なのです。

 

 

そこで浸透を高める方法としてポイントを6つにまとめました。

【美白化粧品の効果的な使い方ポイント】

ポイント1.適量を1日2回必ず使用する(特に夜の塗布は念入りに)

ポイント2.シミの上には少し多めに重ね付けし素早く指の腹で数回クルクルと浸透を促す(毎日浸透を促す習慣をつけよう)

ポイント3.美白中は肌を乾燥させない様に注意(洗顔後は直ぐにスキンケアする・クリームは必ず使用する)

ポイント4.2ヶ月以上使用して効果が実感できない場合は使用する順番を変えてみる。(ローション後だったのをローション前等)

ポイント5.美顔器との併用で表皮層への浸透量を増やす(ローションタイプはイオン導入・クリームやミルクタイプならエレクトロポレーション)
*使用前に美顔器の種類やモード等を必ずご確認ください。

ポイント6.角質ケア(ピーリング等)を定期的に行い新陳代謝促進

 

  

 

私は数多くのスキンケア指導を行ってきましたが、化粧品の使い方が間違っていたり、使う量が足りなかったりと、本来期待できる美白効果に対し残念な使い方をされている方が多かったように思います。間違った使い方で美白効果を半減させてしまわない様に、上記1~6のポイントを参考に表皮層までしっかり美白成分を届けるホワイトニングケアを心がけましょう。

執筆者プロフィール

川戸 清弥
川戸 清弥顧問
ドイツ留学にて、皮膚理論や毛髪理論、エステティックの技術などを学び美容外科・皮膚科で美容カウンセラーを経験。現在は多くの企業やエステサロンと契約して化粧品プロデューサー、ビューティーアドバイザーとして海外でも活躍中。

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