【美容&健康コラム】 2021.9.10 Vol,34
MI美容顧問:川戸清弥
先月の美容コラムで紹介した、新陳代謝力アップの為のフェイシャルマッサージについて今回はもう少し詳しくお話ししたいと思います。
その前に!
前回の美容コラムを読んで早速新陳代謝力アップの為にマッサージを試された方々の中には「肌の血色が良くなり肌トーンが明るくなった」とか「むくみが改善しました」等々、効果を感じた方は多かったと思います。どれもしっかり血行促進できた結果だと思います。
しかし、中には効果が今一つ分からなかった方があったのではないでしょうか?
もしかすると効果が出なかった原因は、『血管の減少』かも?しれませんよ。
新陳代謝機能を高める為には、血行促進することが大切だと前回お話ししましたが
あくまでも血管が元気で、多くの毛細血管が真皮まで届いている必要があります。
しかし、血管は年を重ねるごとに数は減り、短く退化して行く事が知られています。
その為にもフェイシャルマッサージを定期的に行うことで血管を鍛え回復させましょう!
そこでフェイシャルマッサージについて肌への4つの効果を覚えておきましょう。
(3番の効果に注目!)
1. 血液やリンパの循環を良くする。
2. 皮膚の温度を高める
3. 血管(毛細血管)の退化を防ぎ丈夫にする
4. 皮脂や汗腺の分泌を促す
肌への4つの効果から知覚神経⇒脊髄⇒大脳へと伝わる事で、リラクゼーションとなり肌だけではなく心のケアにもつながります。
体がリラックスすることで血行も一段と良い方向に動き始めます。
フェイシャルマッサージはそういった意味でも是非お勧めのテクニックなのです。
そんなフェイシャルマッサージには多くの手技がありますが、基本となるテクニックをいくつか紹介したいと思います。
1. 軽擦法(エフルラージ)・・・マッサージの最初と最後に行うと良い
テクニックのポイント
手のひらと指の腹を使い、軽くさする様にゆっくり肌表面を移動するマッサージ。
*指を動かすお顔のコースに関しては下記を参考にして下さい
2.強擦法(フリクシオン)・・・肌トラブルに合ったクリームを選択しましょう
テクニックのポイント
指の腹で少し強めに押しながら円を描き移動、または一定の位置で停止して円を書くマッサージ。
*指を動かすお顔のコースに関しては下記を参考にして下さい
最後にフェイシャルマッサージの注意点として、マッサージの際は必ず手や指の滑りを良くするためクリームを使って行う事、そして最も大切なのは我流で行わない事です。
間違った方向で強擦法等行うと膠原繊維や弾力繊維の配列を壊しタルミやシワの原因になる事があるので注意してください。
人と会えない時間が増えるなか、会話も減り笑顔の回数も減った方は多いと思います。
このままにしておくと日に日に顔の筋肉は衰え、血行も悪くなり老廃物は溜まり毛細血管は減少してしまい老化は加速します。
まさに老化肌スパイラルに入って行くのです。
是非上記マッサージ方法を参考に今夜からフェイシャルマッサージにトライしてみて下さい。
継続することで毛細血管の減少も抑えることが期待できますよ。