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食物繊維のダイエット効果(3)糖質の吸収を遅らせる

食物繊維のダイエット効果(3)糖質の吸収を遅らせる

【美容&健康コラム】 2021.9.5 Vol,33
管理栄養士 岩田 潤一郎先生

 

前回は
食物繊維が持つ5つのダイエット効果その(2)
【GIPの分泌を抑える】についてお話しました。

(1)胃の出口を塞ぐ
(2)GIPの分泌を抑える
(3)糖質の吸収を遅らせる
(4)脂質を吸着し排泄する
(5)嚙まなくてはならない

三回目の今回は
「(3)糖質の吸収を遅らせる」について解説していきます。
※前回の投稿はこちら

 

 

 

ごはんやパン、麺類などに多く含まれる糖質が吸収されると
血中の糖質の濃度(血糖値)が上がります。

すると膵臓からインスリンというホルモンが分泌され
各細胞にエネルギー源として取り込まれます。

このインスリンは脂肪合成作用もあるため
過剰に分泌されると体脂肪が蓄積されやすくなります。

という前提を踏まえ
“太りやすい糖質の摂り方”について見ていきましょう。

①糖質のみを単品で食べる


お茶漬けや麺類など糖質のみを食べた場合
何も遮るものがないため素早く吸収されて
急激に血糖値が上がります。

するとインスリンが過剰に分泌されてしまい
本来は脂肪になる必要のない糖質まで
体脂肪に変えてしまうのです。

この太るメカニズムを止めるのが「食物繊維」です!

食物繊維を先に食べることで
☑️糖質はゆっくりと胃から小腸に移動し
☑️小腸での吸収も遅くなり
☑️インスリンの過剰分泌を抑えてくれます

お腹が減っている時はすぐに搔っ込みたいですが
一手間加えることで太りにくくなります。

 

 

 

②食べ過ぎ


それでは食物繊維を先に食べれば
糖質を食べ過ぎても太らないのでしょうか?

答えは「NO」です。

糖質が小腸で吸収されると、まずは肝臓と筋肉に貯蔵されます。
そして血液によって全身の細胞に運ばれ、
“余った過剰分”は体脂肪に変わります。

ベジタブルファーストすることで
インスリンの過剰分泌を抑えることはできますが
やはり食べ過ぎれば体脂肪は増えてしまいます。

《まとめ》
・食物繊維を先に食べると糖質の吸収が遅くなる
・するとインスリン分泌が抑えられ太りにくくなる
・但し、ベジタブルファーストでも食べ過ぎれば太る

 

 

 

次回は
【食物繊維のダイエット効果(4)脂質を吸着し排泄する】について
詳しく書いていこうと思います。

 

 

 

ps
上記【5つの理由】を今すぐ知りたい方は
こちらの動画をご覧ください💁‍
https://youtu.be/ggUq78Gyy9k

執筆者プロフィール

岩田 潤一郎
岩田 潤一郎先生
北海道出身 函館ラ・サール高校 中京大学体育学部
株式会社uniteボディメイク 代表
航空自衛隊出身のボディメイクコンサルタント。
ダイエット・ボディメイク専門「パーソナルトレーニングスタジオunite」の代表。
毎週日曜日YouTubeにてボディメイク情報発信中!

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