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ダイエットだけじゃない!プロテインの優れた効果②〜中高年の方へ

ダイエットだけじゃない!プロテインの優れた効果②〜中高年の方へ
【美容&健康コラム】 2021.4.5 Vol,13

管理栄養士 岩田 潤一郎先生 

前回は
”ダイエット以外のプロテインの効果”
についてお伝えしましたが、

今回は
「中高年の方に向けたプロテインの活用法」
というテーマでお話しいたします。

※前回の投稿はこちら

 

前回の最後に少し触れましたが
“サルコペニア”や”フレイル”
という言葉はご存知でしょうか?

サルコペニアとは
『加齢により筋肉量が減少し、筋力や身体機能が低下している状態』のことをいい、

フレイルとは
『加齢により心身が老い衰え、健康障害を起こしやすくなった状態』のことをいいます。

二つの関係性をまとめると
フレイルは加齢に伴う”虚弱”であり
筋肉の減少に着目したサルコペニアは
フレイルの原因の一つ…ということになります。

ここまでの話しでは
「年をとったら筋肉が落ちて、元気がなくなっていくのか〜(涙)」
と思われるかもしれませんが、

ちょっと待って!

一方で
『適切な介入支援により生活機能の維持向上が可能な状態』
であることも分かっています^_^

ではどうすれば
筋量を維持しつつ、元気なまま過ごせるのでしょうか?

実はサルコペニアもフレイルも
“低栄養”と強い関連があります。

特に筋肉の材料である
“たんぱく質”が足りなくなると
筋量の維持は難しくなります。

たんぱく質が多く含まれる食材といえば
肉、魚介、大豆などですが、
毎食調理して食べることは
習慣にしていなければ意外と大変ですよね。

またたんぱく質は固い食材も多いので
咀嚼が必要なことも高いハードルになります。

これらの条件をクリアできるのが
プロテインなのです!

プロテインには

☑︎たんぱく質はもちろん含まれていますが
☑︎噛まなくてもスムーズに摂取でき
☑︎シェイカーを振るだけですぐ作れる

という手軽さもお勧めなポイントです。

 

ただ…
プロテインは筋肉の材料ですが
それだけでは片腕飛行で効果が弱いのです。

筋量維持には
もう一つ刺激が必要ですよね。

そう「運動」です!

 

≪まとめ≫
・サルコペニアやフレイルは低栄養と関連が強い
・たんぱく質不足はプロテインで補える
・筋量維持には適度な運動も必要

というわけで次回は
『サルコペニアとフレイル予防のための運動と食事』
というテーマで、
具体的な運動&食事方法をお話しいたします。

執筆者プロフィール

岩田 潤一郎
岩田 潤一郎先生
北海道出身 函館ラ・サール高校 中京大学体育学部
株式会社uniteボディメイク 代表
航空自衛隊出身のボディメイクコンサルタント。
ダイエット・ボディメイク専門「パーソナルトレーニングスタジオunite」の代表。
毎週日曜日YouTubeにてボディメイク情報発信中!

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