
Columnコラム
抜け毛の秋?“ゆらぎ”の時季に知っておきたいこと

2025.9.15 Vol,229
毛髪診断士:村上綾子
こんにちは、毛髪診断士の村上綾子です。
9月に入り、暑さは残るものの、少しずつ秋の気配も感じる頃。
実はこの季節、毎年のように「なんだか抜け毛が増えた気がする…」というご相談をいただくことが増えてきます。
じつは秋は、一年の中でも“抜け毛が増えやすい”とされる季節。
これは「季節性脱毛」と呼ばれ、紫外線や汗、冷房などによって夏の間に受けた頭皮ダメージが、数週間〜1か月遅れて表面化してくることが大きな原因とされています。
さらに、夏バテによる栄養不足や生活リズムの乱れ、冷えの影響なども重なり、髪が生まれ変わる「ヘアサイクル(毛周期)」が乱れやすくなるのです。
その結果、髪の“生え変わり”がスムーズにいかず、抜け毛・細毛・ボリューム不足といった悩みを抱える方が増えてくるというわけです。
この「ゆらぎの季節」を乗り切るために大切なのは、まず頭皮の状態を整えること。
気温差が激しくなるこの時期は、頭皮も乾燥しやすくなります。保湿を意識しながら、頭皮の血行を促進するようなやさしいマッサージを習慣にしてみてください。
秋は、体がゆるやかに「夏の緊張」から回復していくタイミングです。この変化にうまく寄り添うためには、髪や頭皮の“内側からの栄養”にも意識を向けることが大切。
たとえば、冷たいものばかり口にしていた夏とは違い、秋は根菜類やきのこなど、自然の“巡りを促す食材”を取り入れることで、体の中が整ってきます。その季節の旬のものをうまく取り入れてくださいね。
もうひとつ、このタイミングでおすすめしたいのが、軽い運動習慣を取り入れることです。たとえば朝のストレッチや、夕方のウォーキングなど。少し体を動かすだけでも、頭皮の血行が促進され、毛根にしっかり栄養が届きやすくなります。また、運動にはストレス緩和や自律神経を整える働きもあるため、ヘアサイクルの乱れが気になる秋にはとても有効なセルフケアになります。
「頭皮のために運動?」と意外に思われるかもしれませんが、髪は私たちの“体調の鏡”とも言われるほど。心身を整える行動すべてが、髪にとってのエールと考えて良いかもしれません。
そして、毎日のケアに取り入れたいのが、“毛包幹細胞”を守る発想。
毛包幹細胞とは、髪をつくり出すもとになる細胞のこと。これがストレスや加齢、紫外線などでダメージを受けると、新しい髪を育む力が弱まり、細毛や抜け毛が進行しやすくなると言われています。
そんなときに心強い味方となるのが、エム・アイ化粧品の薬用育毛剤「イクモスQ」です。
中でも注目の成分が、「オランダカラシエキス」。この植物由来の成分には、毛包幹細胞を保護し、健やかな髪の成長をサポートする働きが期待されています。また、オランダカラシは血行促進作用や抗酸化作用もあり、頭皮のエイジングケアとしても注目されている成分です。季節の変わり目でゆらぎがちな頭皮環境を整え、強くしなやかな髪を育むための土台を作ってくれます。
髪はすぐに変化が見えるものではないからこそ、わたしは「今日の1回」をていねいに続けています。
秋の頭皮はデリケートになりがちなので、お風呂あがりにイクモスQをなじませて、土台からやさしく整える——そのひと手間が、これから生まれてくる髪の力になると信じています。
抜け毛が増えると、つい不安になってしまいがちですが、秋は“リセット”のチャンスでもあります。
夏のダメージをケアし、次の季節に向けて整えるこの時期こそ、正しい育毛習慣を始める絶好のタイミング。
ぜひこの秋は、ゆらぎやすい髪と頭皮にやさしく向き合って、土台から整えていきましょう。
次回は、「ボリュームアップで若見え!ふんわりヘアのコツ」をご紹介します。どうぞお楽しみに!
執筆者プロフィール

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大手企業にてプロモーション業務に20年以上従事。
退職後、自身の加齢に伴う頭皮・毛髪の変化を実感し「毛髪診断士」の資格を取得。毛髪に関する正しい知識と実体験を活かし、日々の生活に重ねて、毛髪・頭皮について、みなさまにわかりやすく丁寧にお届けすることを心がけています。
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