
Columnコラム
湿気と戦う梅雨の育毛。スカルプケアの大切さ

2025.6.25 Vol,216
毛髪診断士:村上綾子
みなさま、はじめまして!
このたび、こちらでコラムを担当させていただく毛髪診断士の村上綾子と申します。
どうぞよろしくお願いいたします。
大人の髪と、きちんと向き合う12ヶ月
髪は“頭皮からの贈り物”とも言われるように、 髪の美しさは、じつは「頭皮の健康」からはじまります。お肌と同じように、頭皮にも季節の変化は影響します。 だからこそ、毎日のスカルプ(頭皮)ケアがとても大切なんです。
そんな「頭皮」や「毛髪」に関することを、その月々に合わせてみなさまと考えていければと思います。
さて、6月に入って、空模様も気持ちも、なんとなくどんよりしやすい季節になってきました。
梅雨の時期は、髪がうねったり、広がったりして「朝から鏡の前でため息…」という方も多いのではないでしょうか。
でも実は、この時期に最も大きな影響を受けているのは“髪”ではなく“頭皮”かもしれません。それというのも、湿気が増えることで皮脂や汗がたまりやすくなり、頭皮がムレたり、かゆみやにおいが気になる…。といったトラブルが増えるのが、頭皮の梅雨どきの特徴なのです。
特に30代以降の女性は、ホルモンバランスや皮脂の分泌量の変化なども重なり、頭皮の状態が揺らぎやすくなります。さらに梅雨時期は、ストレスや気圧の変化で自律神経が乱れやすく、髪の生まれ変わりのサイクルにも影響を与えると言われています。
だからこそ、この時期は“清潔さ”と“やさしさ”を両立したケアがとても大切です。
たとえば、シャンプーのときに「しっかり洗わなきゃ」と力を入れてゴシゴシしていませんか?実は、強く洗いすぎると頭皮のバリア機能が乱れて、逆に皮脂が過剰分泌されやすくなってしまうことも。おすすめは、“指の腹”でやさしく、泡を転がすように洗うこと。お湯の温度も熱すぎず、38度前後のぬるま湯がベストです。
わたしは「ミラブルzero」というシャワーヘッドを使い始めてから、ゴシゴシ洗いをせずとも汚れが落ちるように感じ、適度な保湿もキープできている気がしています。
また、髪を乾かすときはドライヤーを根元から当てて、風通しを良くしてあげましょう。
この“風通しのいい頭皮”が、梅雨のストレスに負けない環境をつくる鍵なんです。
そしてもうひとつ大切なのが、洗ったあとの頭皮ケアです。お風呂上がりは毛穴が開き、頭皮もやわらかくなっている絶好のタイミング。この状態で育毛剤をなじませてあげることで、成分がぐんと届きやすくなります。
たとえば、エム・アイ化粧品の薬用育毛剤「イクモスQ」は、医薬部外品として有効・有用成分を配合しながら、すっきりとした使用感で梅雨の季節にもぴったり。
また、有効成分の「グリチルリチン酸ジカリウム」は、抗炎症・抗アレルギー作用で頭皮環境の改善が期待され、蒸し暑さでベタつきがちな頭皮もさわやかに保てます。お風呂あがり、タオルドライの後に数プッシュして、指の腹でやさしくなじませてみてください。そのひと手間が、頭皮環境をぐんと整えるきっかけになります。
育毛というと、何か特別なことをしなければと思われがちですが、「日々の生活の中で、少しずつ整えていく」ことが、長く続けられる本当のケアです。
気温も湿度も不安定なこの時期、自分の髪と頭皮にそっと意識を向けて、やさしくケアするだけでも、気持ちが軽やかになるのではないでしょうか。
次回は、いよいよ夏本番に向けての準備。7月の強い紫外線や汗から髪と頭皮を守る方法をご紹介していきます。どうぞお楽しみに!
執筆者プロフィール

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大手企業にてプロモーション業務に20年以上従事。
退職後、自身の加齢に伴う頭皮・毛髪の変化を実感し「毛髪診断士」の資格を取得。毛髪に関する正しい知識と実体験を活かし、日々の生活に重ねて、毛髪・頭皮について、みなさまにわかりやすく丁寧にお届けすることを心がけています。
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