【美容&健康コラム】 2024.5.25 Vol,164
MI美容顧問:川戸清弥
朝起きて、ヘアスタイルが決まらないとモチベーション上がらない方多いのではないでしょうか?特に寝グセがなおらなかったり、お天気が雨だったりするとせっかくセットしても崩れてしまったり…それに、トップのボリュームが出なくてペチャンとなって老けて見える等々髪の悩みは尽きない物です。特に中高年になると「薄毛」で悩まれている方も多いはず。今回の美容コラムでは、薄毛の原因についてお話ししたいと思います。今は他人事と思われている方も、原因が重なると近い将来「薄毛」に悩む事になるかもしれませんよ。
男性の様に額から頭頂部全体がツルツルになる事は無くても、女性の「薄毛」も、かなりお顔の印象を変える要素といって良いでしょう。最近では手のひらサイズのウイッグもよく売れているようで、トップや前髪に少しボリュームが出るだけでとても華やかでハツラツとしたイメージに変身するテレビコマーシャルをよく見かけます。近年女性の薄毛に関する需要は年々伸び続けていますが、なぜこんなに薄毛に悩む女性が増えているのでしょうか?主な原因を下記にまとめてみました。
【女性の主な薄毛原因】
1.産後・授乳期
妊娠中は女性ホルモンが多く分泌され出産後女性ホルモンは急激に減少します。その為出産して2~3ヶ月頃から脱毛が目立ち始めます。その後授乳期のストレスや睡眠不足や栄養不足が続くと毛周期が乱れたまま薄毛が元に戻らなくなります。
2.加齢による女性ホルモンの減少
個人差はありますが女性は40代頃より髪の成長に必要なエストロゲンの分泌が減り始め、閉経とともに毛周期の成長期が短くなり太い毛が生えにくくなり、細くコシの無い髪質に変化する方が多い様です。
3.栄養バランスの乱れ
偏食や食事を抜く事が多いと髪の材料となるタンパク質やミネラル・ビタミンの摂取量が足りずに薄毛の原因となります。
4.頭皮の皮脂分泌異常
皮脂分泌過剰から地肌が炎症し抜け毛が多くなります。特に高温多湿の夏に多く見られ幅広い世代で発生します。頭皮が脂でベトベトしたりフケが多くなったら要注意です。(脂漏性脱毛症)
5.ストレス
ストレスを長く抱える事で交感神経が優位に立つ時間が長くなり血行不良やホルモンバランスの乱れから薄毛になる事があります。
6.ヘアスタイルのアレンジ
いつも同じ分け目だったり、強く髪を結んだりすることで毛根に負担がかかり薄毛につながります。(けんいん性脱毛症)
7.間違ったシャンプー
シャンプーの洗浄力が強いと地肌は炎症しやすく、逆に洗浄力が弱いとヘアオイルやスタイリング剤を使用しているのに洗い流せず毛穴に汚れが残り脱毛の原因にもなります。そしてシャンプーのすすぎが足りない場合にも、洗浄剤が地肌に残り炎症を引き起こし脱毛原因になります。
8.誤ったヘアケア
地肌にダメージを加える強いブラッシングやマッサージは避け、頻繁なパーマやカラーリングも地肌を傷める事になり薄毛を招く原因につながります。
女性の「薄毛」原因は多岐にわたりますが,上記項目が主な原因だと言われています。皆さんはいくつ思い当たりましたか?この原因がいくつも重なり頭皮全体の髪の毛が徐々に薄くなる事で密度の変化から地肌が透けて見える様になります。この様に気づかない内に進んでしまう薄毛の症状を「びまん性脱毛症」と呼び、特に女性には多く見られます。つむじや髪の分け目に地肌が目立ち始め、毛束が細くなったと感じたら要注意ですよ。地肌を労りながら上記薄毛原因の中で気が付いたことから注意し薄毛予防に役立てて下さい。