【美容&健康コラム】 2021.12.25 Vol,48
MI美容顧問:川戸清弥
肌にとっては過酷な季節となってきました。過酷と言えば夏の「紫外線」と冬の「乾燥した空気」です。紫外線は避ける方法が沢山ありますが…「乾燥」は避けるのが難しいですね。皆さんも色々対策されている事でしょう。対策しないでいると直ぐに肌からは水分が失われ、細かなシワが現れハリや艶が無くなります。マスクで顔の半分が隠せるし他人には見えないからと高を括っていると大変な事になりかねません!
シワは大きく分けると2つに分類できます。1つは「表皮性シワ」もう1つは「真皮性シワ」です。簡単に判断するなら浅いシワ(表皮性シワ)深いシワ(真皮性シワ)です。顔の部位によってもシワの現れ方は違うと思います。乾燥する冬を越すごとにシワの数や範囲・深さが進行して行きます。この冬はシワを作らず今あるシワを減らすスキンケアを覚え毎日の習慣にして行きましょう。
先ずは表皮性シワが出来やすい、日常のタブーな行動や間違ったスキンケア習慣を「表皮性シワ原因チェック」10項から確認してみましょう。
【冬の表皮性シワ原因チェック】
- クリームは毎日使わない方だ。
- 洗浄力の強い洗顔料を使用している。(酵素系・スクラブ洗顔・夏用洗顔料等)
- 肌への摩擦が頻繁なケアを行っている。(タオル・ブラシ洗顔・ピーリング等)
- 洗顔後(入浴後)10分以上肌には何もつけない。
- 加湿していない部屋で過ごす時間が長い。(職場・寝室等)
- 「さっぱり肌用化粧品」を冬も使用している。(夏用・若い人用化粧品の使用等)
- スキンケアにかける時間は短い方だ。
- 化粧品の使用量は少ない方だと思う。
- マスク着用時の蒸れ対策は行っていない。又はマスク着用時間が長い日が多い。
- 産毛剃りは全顔カミソリで行っている。
上記項目で思い当たるものはいくつありましたか?
1つでも思い当たる事が有れば要注意です。すでに気になる細かな浅いシワが増え始めているのではありませんか?それは肌からのSOS信号だと受けとめて上記10項は直ぐに止めましょう。
「表皮性シワ」とは別名「乾燥ジワ」とも言われています。この表皮性シワは比較的改善しやすいので、SOSを感じたら再度ご自分のスキンケアを見直しましょう。乾燥が気になる部位は人それぞれですが、40代以上の女性には特に守ってほしいアドバイスがあります。
【冬の表皮シワ対策5ヶ条】
- 化粧品も衣替え!・・・冬には冬用化粧品(保湿力が高い物)を使う
- 使用量はたっぷり!・・・冬用の化粧品でも使う量が少ないと効果が期待できない
- 洗顔時と洗顔直後は特に肌をデリケートに扱う!・・・濡れている時は角質が剥がれやすく傷みやすい為洗顔料を見直し優しくケアしましょう(長時間のマスク着用の際も注意してください)
- スキンケアには時間が必要!・・・特に就寝前の夜は丁寧にゆっくり化粧品を肌に馴染ませよう
- 顔の部位毎にケアを替える!・・・目の回り・口回りにはシワ用化粧品を使う(現在シワが現れていない女性も今から予防ケアが大切です)
以上5ヶ条を守り乾燥する冬に表皮性シワ(乾燥シワ)を増やさない様にしましょう。肌からのSOS信号をしっかりキャッチして、手抜きスキンケアやケチケチスキンケアは止め、カラカラの冬を潤いある滑らかな肌で過ごしましょう。