
Columnコラム
あなたの肌が乾燥する原因は?


街にはイルミネーションの灯りが心華やぐ季節となりましたが、朝起きてお肌のコンディションが悪いとなんだか一日中憂鬱になってしまいますよね。スキンケアを毎日ちゃんとしているのに何でこんなに乾燥するの?と悩まれている方がこの季節は多いのではないでしょうか?
肌悩みランキングでも「乾燥肌」はどの年代においても上位にランクインしてきますが…もしかすると?普段の生活習慣の中に肌を乾燥させてしまう原因があるかもしれませんよ。
今回の美容コラムでは「乾燥肌」に悩まれている方に必見の内容となっております。ぜひご一読下さい。

前文でもお話ししましたが、「乾燥肌」で悩まれている方は年代別にみても非常に多く、特にこの季節は保湿クリームやナイトクリーム・アイクリーム等々重ねて使用している方も多いはず。
しかしそれでも乾燥してしまうのはなぜでしょうか?保湿クリームを買い替える前にまずは「乾燥肌」の原因について確認しておきましょう。「乾燥肌」でお悩みの方は普段の生活習慣やスキンケアを思い出しながら確認してみてください。
【乾燥肌の主な原因】※遺伝性・病気以外の原因を下記に挙げています。
1.環境要因:乾燥した空気や低湿度、冬の季節は空気が乾燥しやすく、肌が乾燥しやすくなります。
2.生活習慣:長時間マスクなどで顔を覆っていると角質層は過剰な水分でふやけてしまい、水分保持力が低下します。マスクを外した瞬間、外気との湿度差で角質層の水分が一気に蒸発し、乾燥が進みます。
3.水分摂取不足:血液やリンパを通じて肌細胞にも水分が届けられるため、飲水による水分補給が不足すると肌も乾燥に傾きます。
4.食事:食事が不規則で必須栄養素が不足すると、肌の再生力や水分保持力・バリア機能が低下し、乾燥を招くことがあります。
5.洗浄方法:洗顔や入浴時の肌の過度な洗浄、刺激物の多い化粧品や洗剤の使用なども乾燥肌を引き起こす可能性があります。長時間の洗浄やゴシゴシと強擦で行う洗顔が習慣化すると、角層を傷め汚れだけでなく必要な皮脂やセラミドまで取り除いてしまい、バリア機能が低下することで肌の水分保持力が低下し肌の乾燥が進んでしまいます。
6.ホルモンの影響:ホルモンの変動や乱れなど更年期や加齢によりエストロゲン(卵胞ホルモン)の分泌量が減少すると皮膚の潤いが失われ、水分保持能力の低下により肌乾燥に影響を与える可能性があります。
1~6の原因で思い当たる項目はありましたか?「乾燥肌」の原因は一因だけでなく多因子で起こりますが、気づかないうちについついやってしまっている生活習慣が原因だったりもします。特にこの季節はマスクの着用が欠かせませんし、職場が乾燥しているとしても避けられません。そこで主な原因3・4・5なら自分の努力によって改善できるのではないでしょうか?
そこで改善方法を下記にまとめましたので参考にしましょう。
【生活習慣からの乾燥肌改善方法】
3.水分不足が原因の場合
成人の場合1日1.5~2リットルの水分を意識して摂るようにしましょう。一度に大量の水を摂取すると尿として排泄されやすいため、少量をこまめに摂取するようにしましょう。そこで注意したいのがカフェインやアルコールです。ビールなら1リットルくらい簡単に飲めると自信満々におっしゃる方もおられるでしょうが、利尿作用が強いカフェインやアルコール類は1日の摂取量にカウントしないでおきましょう。
※1日摂取量は飲料水以外に食事からの摂取量も含む。※運動量や発汗量の多い季節には摂取量を増やしましょう。

4.食事が原因の場合
特に次の栄養素を意識して摂取するようにしましょう。
タンパク質:鶏胸肉、魚、大豆製品(豆腐・納豆)/ビタミンA:にんじん、ほうれん草、レバー/ビタミンC:キウイ、柑橘類、パプリカ/ビタミンE:アーモンド、アボカド、かぼちゃ/ビタミンB群:卵、マグロ、にんにく、納豆/オメガ3脂肪酸:いわし、さば、アマニ油/亜鉛:牡蠣、赤身肉、かぼちゃの種。
毎日摂取するのが難しい方は、サプリメントなどを利用し補うようにしましょう。

5.洗浄方法が原因の場合
乾燥肌を防ぐ為の洗顔の基本は「やさしく!・短く!・すぐ保湿!」です。熱いお湯は皮脂を奪うため、ぬるま湯で洗い、摩擦はできるだけ避けて泡で包み込むように洗い、長時間クレンジングや泡をのせないでおきましょう。洗浄力の強すぎない低刺激のクレンジング剤や洗顔料を選び、すすぎは流水で十分に行い、その後タオルで押さえるように水分を拭き取り、直後に化粧水やミルク・クリームで水分が蒸発するのを抑えしっかり保湿することが重要です。過度な洗顔は避けて肌のバリア機能を守ることが大切です。

以上を参考に日々の洗顔や水分補給・食事に気をつけましょう。肌の水分量や規則正しく重なる角層のおかげで美しい肌は保たれています。間違った洗顔方法で肌を乾燥させてしまっている人は多いはずです。今日から洗顔方法を改善し潤いのあるお肌を保ちましょう。
一気に寒くなってきましたが3月までは湿度が低いので油断できませんよ。次回の美容コラムでは、進化を続けるクレンジング剤についてお話ししたいと思います。お楽しみに。
執筆者プロフィール

- 顧問
- ドイツ留学にて、皮膚理論や毛髪理論、エステティックの技術などを学び美容外科・皮膚科で美容カウンセラーを経験。現在は多くの企業やエステサロンと契約して化粧品プロデューサー、ビューティーアドバイザーとして海外でも活躍中。
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