【美容&健康コラム】 2021.12.10 Vol,46
MI美容顧問:川戸清弥
毎日暖房機が活躍する季節となりました。こんな季節はカサカサ肌・粉拭き・ひび割れ等肌の乾燥が気になりますよね。
こんな時期には、保湿力の高い化粧品に替えたり、クリームをたっぷり塗ったり、顔だけでなくボディにも乾燥対策されている事と思います。しかし!皆さんは頭皮の乾燥対策はされていますか?
今回の美容コラムでは「冬の頭皮ケア」をお伝えしたいと思います。
自分の頭皮は乾燥していないと思っている方も多いでしょうが、確実に冬は頭皮も水分を失っています。お顔などに比べ皮脂の分泌量が多い頭皮は、水分を失ったお顔のようにツッパリ感を感じたりはしないでしょう。しかし空気が乾燥するこの季節、頭皮の水分が減少する事で乾燥を補おうと必要以上に皮脂分泌が過剰になり毛穴を塞いでしまう事があります。その原因で抜け毛が多くなり頭皮の臭いが強くなる方もあります。頭皮環境が崩れ皮脂分泌量のコントロールが出来ず常在菌のバランスまでも乱れ「フケ」が出始め肩にパラパラと落ちてくるほど頭皮が剥がれると、バリア機能が低下し普段使用しているシャンプーや整髪料さえも刺激となり「痒み」や「炎症」等を感じ始めてしまう事もあります。他にも冬は寒さで肩に力が入り首コリ・肩コリを感じる方が多くなります。この事から頭皮も血行が悪くなり、栄養が行き渡りにくく弾力の低下が起こり頭皮も固くなり始めます。このような状態が続くと首やお顔のタルミが現れ深いシワに移行してゆきます。引力の影響を受けて暮らす私たちにとって、体の一番上に位置する皮膚(頭皮)はお顔のアンチエイジングケアにとって、とても大切なスキンケアなのです。
最近特に頭皮ケア用品のアイテムが一気に増えてきました。頭皮専用美容液や頭皮クレンジングにマッサージ機等々そこで、基本的な冬の頭皮ケアとして、注意する事と必ず行ってほしい事を分けてお伝えしたいと思います。
【冬の頭皮ケアの注意点】
1.洗髪の際のお湯の温度は低めに(38℃前後くらいが良い)
2.ドライヤーは直接頭皮にあてない様に(髪だけにあてる様に)
3.定期的な洗髪が必要(汗をかかなくても洗髪は行う事)
4.フケが気になっても強い力で洗髪を行ない事
5.洗髪前にはしっかり地肌をウエットしてからシャンプー剤の塗布を行う
6.洗髪時は頭皮に洗浄剤が残らない様にしっかりすすぐ
(*4.頭皮に痒みやフケ症を感じた時は頭皮の常在菌バランス(マラセチア菌)が崩れているかもしれません。頭皮に炎症個所が無いかチェックして頭皮は優しくケアし、フケ専用の整髪剤に一時変更する事をお勧めします。)
(*5.6.は冬だけでなく年中気を付けましょう。)
【冬の頭皮ケア】
- 血行促進の為頭皮マッサージを行う(洗髪時または洗髪後)
- 朝晩毛の流れに逆らってブラッシング(うなじから頭頂部に向かって)
- 頭皮ケアアイテムを使う(地肌の環境を整え血行促進効果の商品を選びましょう)
- 首や肩など軽くゆっくり回し血行促進を心がける(肩・首コリに要注意)
- 入浴時間を利用し頭皮の発汗を促す(シャワーキャップ等を利用)
- ドライヤーで7~8割乾いたら冷風に切り替える
頭皮も冬は乾燥して来ます。そして血行が悪くなる季節でもあります。この頭皮ケアがお顔のリフトアップや健やかな髪の発毛につながります。歯ブラシやドライヤー等毎日使う物のそばに頭皮ケアアイテムを置く様にして『頭皮ケア』 を毎日の美容習慣にしましょう。