【美容&健康コラム】 2024.6.25 Vol,168
MI美容顧問:川戸清弥
皆さんは、どのような肌悩みをお持ちですか?特に多いのが乾燥肌ではないでしょうか?季節的な方もいれば、年中乾燥肌の方もいらっしゃいます。部分的に乾燥が気になっていらっしゃる方も多い事でしょう。肌の乾燥状態が続けば、肌は徐々に摩耗し赤ら顔やチリメンジワなどが現れ始めます。そして敏感肌へ移行する場合もあります。敏感肌になれば、色々な物に反応し肌にしみたり、ひりついたり、赤みや痒みブツブツなど毎日がストレスに感じるはずです。この様な肌トラブルのきっかけは、乾燥肌がスタートといっても良いでしょう。この乾燥肌の原因に常在菌バランスと菌数が大きく関わっている事が大手メーカーの研究で分かってきました。
肌の常在菌といえば、最近では美容雑誌等で「美肌菌」とも呼ばれ、善玉菌・日和見菌・悪玉菌バランスについても解説した特集が数多く掲載されています。しかし目に見えない常在菌に対して自分の肌の常在菌バランスはどうなっているのかわからないですよね。そこで常在菌バランスが乱れているか?まずは肌の状態からチェックしてみましょう。
【常在菌バランスセルフチェック】*現在の肌状態を確認しながらチェックしましょう。
□肌荒れしている部位がある
□肌に赤みが目立つ
□敏感肌(花粉・金属・化粧品などに敏感に反応する)
□皮がペロペロ捲れる箇所がある
□毛穴の開きが目立つ(鼻以外の個所について)
□乾燥肌である
□チリメンジワが多い
□肌が摩耗している(肌が薄い)
□肌に潤いが無い
□季節の変わり目には肌の調子が悪くなる
あなたはいくつ思い当たりましたか?1つでもチェックが付いた方は、この湿度の高い梅雨時期に肌のリセットケアをお勧めします。人の肌には、1㎠あたり常在菌が数百個~数十万個存在しています。100倍以上の菌数に差がある原因の一つに年齢があります。常在菌バランス以外に、常在菌は加齢とともに数が減っていくのです。いくらバランスのとれた肌でも50代以上の女性には、常在菌を増やし常在菌バランスの取れた肌状態を作る為に、年に2ヶ月間の集中ケア(育菌ケア)をお勧めしたいと思います。
常在菌の住家は、わずか0.02mmの角質の隙間です。その為育菌ケア中は特に、角質ケアが重要になります。強い力での洗顔や顔剃りは控え、ターンオーバー促進のケアを入れながら進めましょう。そうする事によって肌に潤いを感じ始め、キメが整い肌の赤みも徐々に目立たなくなり肌の色がワントーン明るくなるでしょう。「育菌ケアなんて!」と思って未だケアされた事のない方は是非今年の梅雨こそトライしてみて下さい。2ヶ月後の肌に驚かれる事でしょう。油分に頼り過ぎたスキンケアから抜け出せない貴女こそ体験して頂きたいシーズンケアです。