【美容&健康コラム】 2023.10.10 Vol,134
MI美容顧問:川戸清弥
昔から「色の白いは七難隠す」なんてことわざがありますが、透明感のある白い肌の人には憧れますよね。
今月の美容コラムでは私たちの「肌の色」についてお話ししたいと思います。
先日、化粧品売り場で新製品のファンデーションを見ていると美容部員の女性に「お色はお決まりですか?」と声をかけられました。
私は「迷っている」と伝えました。
なぜならその新作ファンデーションは全12色もある商品だったからです。
12色も準備しているメーカーにはある意味頭が下がりますが、選ぶ方は大変です。
久し振りに自分の肌の色を改めて意識する体験でした。
皆さんもご自分の肌の色を意識したことがおありでしょう。
そこで、肌の色がどの様な要因で決まるのかご存じですか?
元々肌の色は、「メラニン色素」の量で決まりますが、生まれた時の肌色のまま一生変化しないとは限りません。
後天的に肌の色が変わる原因が色々あるからです。
下記に「肌の色」に関わる要因を項目ごとにまとめましたので、思い当たる物が無いか確認して行きましょう。
【肌色の変化における後天的要因】
1.肌の水分量
肌の水分量が低下する事で、毛穴は開きやすくチリメンジワが目立ち始める事から肌の凹凸が現れ光の乱反射により、肌が暗く見えます。
2.色素沈着
紫外線を長時間浴びたり、頻繁な摩擦等によりメラニンの蓄積が起こり、肌は茶褐色に見えます。
3.肌の肥厚
ターンオーバーの乱れやお手入れ不足により、角質層が分厚くなる事で透明感が無くくすんだ肌に見えます。
4.血行不良
血液の循環が悪くなることで、肌は青白く不健康そうに見え、そして皮膚内に老廃物が滞ると肌はくすんだ様に見えます。
5.肌の糖化
糖分を摂り過ぎてしまうと、余った糖分が体内でタンパク質と結合・変性し黄褐色の糖化タンパク質と云う物質を生成します。この事により、肌は黄ばんで見えます。
肌の色は大きく第一印象を変えます。
健康状態や不規則な生活でも顔の色は一瞬で変化したりします。
「肌は内臓の鏡」と言われますが、健康を維持する事は勿論、毎日の正しいスキンケアで「くすみ」「茶褐色」「黄褐色」等の無い透明感のある肌色を保つ努力も忘れないで下さい。
次回は上記項目の「5.肌の糖化」で現れる肌の黄ばみ対策に焦点を当てお話ししたいと思います。
ちょっとしたスキンケアや食べ物で肌の色は変化します。
是非お楽しみに