【美容&健康コラム】 2023.9.10 Vol,130
MI美容顧問:川戸清弥
まだまだ厳しい残暑が続いておりますが、皆様お元気でしょうか?
今回の美容コラムでは、タイトルにもある様に「首に出来てしまったシワ」についてお話ししたいと思います。
まずはご自分の首を鏡でチェックしてみて下さい。改めて鏡に映る自分の首を見てどういった印象を持ちましたか?顔と比べて肌の状態はどうですか?
まずは、首について理解しておきましょう。
首の皮膚は顔からの延長ではありますが、顔と首では皮膚の厚みが違います。表皮と真皮の厚みが首の方が顔より薄い事をまずはしっかり理解しておきましょう。
そして皮膚の構造上皮脂腺の数が少ない為に乾燥しやすい部位でもあります。
以上の事から乾燥によるチリメンジワが現れやすく、次第にタルミが目立ち始めシワへと移行していきます。
シワの原因には猫背やスマホ首等による首の位置が前のめりになる事で、顎裏から首前側の皮膚がタルミやすくなる為、20代や30代でも首に横ジワが癖づいている人も少なくありません。
首の長さや顎の形・エラの張りなど遺伝性によるものや、毎日使う枕の高さにより寝ている間に横ジワが癖になる等、首のシワ原因は他にも多く考えられます。
これからの季節、シワが出来ない様に特に注意しなければならないのが乾燥です。
特に首の後ろ側は、比較的うなじの延長であることから産毛も多く皮脂腺の数も多い為、乾燥に注意が必要なのは両サイドと前側です。
肌の乾燥が進行するとバリア機能が低下し、触れる物に過敏に反応し始めます。
自分の髪の毛が触れるだけでも痒みを感じる様になることも事もありますし、皮脂腺が少ない部位は特に一度肌が敏感になると元に戻すのにも時間がかかりますし、首の様にこれからの季節、洋服の襟元のデザインによって摩擦が生じやすい事もあり特に注意が必要です。
そこで後天的な首のシワ原因をしっかり把握し普段の生活から注意しておきましょう。
【後天的‐代表的な首のシワ原因】
- 乾 燥(部屋の湿度・スキンケア不足・ドライヤーの温風等)
- 摩 擦(入浴時の洗い方・洋服の襟やマフラー等)
- 姿 勢(首の位置・猫背・高めの枕等)
以上の点に注意してシワを無くして行きたいものです。
一度出来てしまったシワは無くならないだろうと思っている方も多いでしょうが諦めないで下さい。
老け見え原因の首のシワが年々深くならない様、自宅で簡単にできるネックトリートメント方法や癖づいてしまった横ジワ解消の首体操等々、次回のコラムにてお伝えしたいと思います。
お楽しみに。