【美容＆健康コラム】 2021.7.25 Vol,28
MI美容顧問：川戸清弥
今年の夏も厳しくなりそうですね。
夏は肌のお手入れが手抜きになりがちです。
クリームはベトベトとして塗りたくないし、特別なお手入れも入浴後だと汗が止まらずやる気が起こらないなんて方多いのでは？
そんな方に朗報です！
暑苦しい夏に自宅で簡単に誰でもできる美容法を今回のコラムではご紹介したいと思います。
簡単なのに肌への効果はかなり期待できますよ！！
是非トライしてみて下さい。
今回ご紹介する美容法は、「冷凍美容」です。
文字から言っても涼しそうでしょう？
この美容法は私が約30年前出会った美容法ですが…今でもエステ業界では施術メニューとして存在し利用者も沢山いらっしゃいます。
スポーツ業界ではアスリートの疲労回復方法として冷却療法は（冷凍美容と作用は同じものです）年中活用され、近年特にインスタグラム等でも映像が紹介され注目を集めています。
では早速「冷凍美容」のメリットからお話しして行きましょう。
冷凍美容の7メリット
1． 血行促進
2． 毛穴の収斂効果
3． 代謝機能アップ
4． 老廃物の排泄強化
5． ニキビ予防
6． リフトアップ
7． 栄養輸送力アップ
大きくは7つのメリットを上げましたが、継続することで肌の若返りを実感される方は多いです。
効果を聞くとやりたくなってきたでしょう？
エステサロンや美容外科では、液体窒素を使ってマイナス180℃の冷気を直接肌に当てて行くのですが、一瞬で眉毛やまつ毛は凍り、みるみる肌の色が白くなり冷気を止めると一気に肌へ血液が運ばれ赤く変化します。
原始的なやり方と思われるでしょうが、医療機関でもリウマチや関節症の治療に使われています。
今回はサロンやクリニックに通わなくても自宅で効果が得られる方法があるので、ご紹介したいと思います。
早速、やってみましょう！
準備する物は水（精製水又は飲料水）と冷凍室があればOKです。
ほとんどのご自宅には既にある物だと思います。
準備頂いた水を凍らせて入浴後や洗顔後の清潔な肌に氷を滑らせ皮膚温が下がるまで冷やしていきます。
これだけなのです！簡単で安上がりでしょう！
2～3日に1回行うだけで肌の変化を感じていただけると思います。
ただ、必ず守って頂きたい注意点が3つありますので、確認してから行いましょう。
「冷凍美容」の3つの注意点
1． 氷を肌に直接乗せる時には、氷を一か所で止めず動かしながら顔全体を冷やす事。
（眼球・唇の上は避ける）
2． 全顔の皮膚温が下がったら直ちにストップする事。
（冷感には個人差がありますが長時間行う必要はありません）
3． 皮膚温が下がると、次にポカポカ感がやってきます。
そうしたら出来るだけ早く美容液・栄養クリーム等を塗布する事。
（冷凍美容後の肌をそのままにしておかない事）
＊傷や炎症個所のある方・アトピー性皮膚炎の方の冷凍美容はお勧めできません。
以上の3点を守って「冷凍美容」にトライして下さい。
「冷凍美容」を行うことで、皮膚温は急激に低下し毛細血管には血液の流れが悪くなります。
この状態をキャッチした脳は（中枢神経）は早急に血流を回復し皮膚温を元に戻そうと治癒力が働き普段の4～5倍の血液が送られてきます。
サウナでの血流効果は約1.5倍ですから冷凍美容の方が期待できます。
これを利用して老廃物や余分な水分を流し切り、血中成分がアルカリに傾き、新鮮な酸素と栄養を運びます。
血液の量が増えることで顔面に多数存在する小さな筋肉も膨らみ筋肉運動と同じ効果が期待できます。運動後の筋肉部位だと疲労物質である乳酸の減少にも役立ちます。
そして毛穴の中に存在する悪玉菌も生存しにくく繁殖しにくいためニキビの予防にも効果があると言われていますし、メイク崩れに悩まれている方にも効果的です。
このことから毛細血管は収縮と拡張を繰り返し血管壁も鍛えられ、肌の隅々まで栄養と酸素が細胞に運ばれるのです。
この作用からアンチエイジングにも期待できるのです。
血流を操作するには、一番安全で安価な方法だと言えるでしょう。
そして、冷凍美容の後に塗布する化粧品（美容液・栄養クリーム等）の有効成分も、普段手で塗るよりも効果が期待できます。
この時期だと美白美容液をお使いの方が多いでしょうから冷凍美容後肌がポカポカしてきたら、たっぷり美容液を塗布し肌をしっかり保湿しておきましょう。
翌日の肌の調子が良い事にびっくりされる事でしょう。
もしも冷凍美容後の「ポカポカ感」があまり感じない方は、施術時間を少し長め、連続で数日行うようにして下さい。
毛細血管が弱っているか？老廃物の溜まっている量が多いのかもしれません。
夏は特に冷房により血流が悪くなり手足や顔が浮腫む方が多いようです。
今年の夏は冷凍美容でお肌に活力を！
高温多湿の日本の夏を冷凍美容で乗り切りましょう。
