【美容&健康コラム】 2023.4.10 Vol,110
MI美容顧問:川戸清弥
今年は桜の開花も例年に比べ全国的に早かったようですが、お花見には行かれましたか?紫外線対策せずに桜の枝を見上げていると大変な事になりますよ。これからの季節、紫外線カット剤とサングラスはお忘れなく。今回の美容コラムは前回に引き続き「美白効果アップ」の重要ポイント第2弾をお伝えしたいと思います。
前回のコラムでお伝えしたシミの分類2種類を覚えていますか?
① 老人性色素斑(日光性色素斑)
② 炎症後色素沈着(色素沈着)
③ 肝斑
④ 雀卵斑(ソバカス)
⑤ 後天性真皮メラノサイトーシス(ADM)
⑥ 脂漏性角化症(老人性イボ)
前回のコラムでお伝えした①に続いて多いのが②の「炎症後色素沈着」です。ニキビや傷など炎症した後や湿疹の痒みなどでかきむしる等、繰り返し擦る事でも現れます。毎日しっかりクレンジングしているのに、瞼が黒ずんでいる方がいますよね。特に花粉症など目が痒くなると、ついつい瞼を擦ってしまい、それが長期間続く事で瞼は赤く炎症し腫れや傷になる事もあります。季節も変わり花粉症が治まった頃には、瞼はカサカサ・シワシワ状態。よく見ると肌の色が黒ずみ元の色に戻らないと言った方も多いのではありませんか?
炎症後色素沈着については、しっかり炎症が治まった後で美白ケアに入る事が条件です。沈着した色が気になるからと言って炎症が残る肌に美白ケアは負担になってしまい、症状を悪化させ痒み等を誘発させたりする事がよくありますのでくれぐれもご注意下さい。まずは肌を鎮静させることが最優先です。
さて美白ケアに重要な事その2は、「ターンオーバーの促進」です。もしも日焼けし小麦色になってもターンオーバーが正常なら、約1ヶ月間で元の肌色に戻っている様に表皮の代謝機能は美白ケアに欠かせなのです。ところが年齢とともに低下しつつあるのがターンオーバーです。その為少しターンオーバーを助けてあげる必要があります。月に1~2回程度のペースで古い角質を取り除くケアを行って下さい。ソフトピーリングなら痛みもありませんし超音波でのピーリングなら毛穴のお掃除も同時にでき一石二鳥です。やり方はとても簡単です。洗顔後の肌に直接肌を軟化する効果のあるローションマスクを2~3分貼り付けた後、直ぐに超音波美顔器で下から上にゆっくり動かせばよいだけです。肌も滑らかになりその後の水分補給も美白化粧品の肌なじみもピーリング前と比べとても良くなったと感じる事でしょう。
そしてもうひとつ、簡単にターンオーバーの促進に役立つのが赤外線です。赤外線はハンディタイプの小さな美顔器などにもセットされており、ボタン一つで使う事が出来ます。体感としてはじんわりとゆっくり肌を温め、肌の下では細胞を活性化し、毛細血管を拡張する事で血液やリンパの流れがスムーズになり代謝をアップします。電気刺激の苦手な方でも使えますし、特に赤外線を浴びた後は肌もリラックス状態にあるので、夜メイク汚れを落とした洗顔後のスキンケアには最高のトリートメントと言えるでしょう。美顔器をお持ちの方は是非お試し下さい。*取扱説明書に従って正しくお使いください。上記①・②のシミが無くなる事でお顔の印象は大きく変化しメイクも楽しくなるはずです。
コラムは2回にわたり「美白効果アップの鍵」についてお話してきました。再度ご自分の美白ケアを見直してみて下さい。なかなか効果を感じられない方は、もしかすると肌の水分量が足りないのかもしれませんし、古い角質が張り付いたままになっているのかもしれません。美白化粧品だけ適当に使っていた方、この機会にご自分の美白ケアには何が足りないのか見直して頂ければと思います。きっと「こんなに白くなるんだ~」と毎日鏡を見るのが楽しみになるはずですよ。