社長挨拶

「心の豊かさ」を提供できる組織を目指して

エム・アイ化粧品株式会社 代表取締役社長 宮本拓真 

2年ぶりとなる周年行事 オンラインでも開催

2020年から世界的なパンデミックとして猛威を振るっている新型コロナウイルス感染症の影響で、35周年を中止せざるを得なくなってから早1年。皆様に支えられてなんとか36期を終え、37期を迎えることができました。心から感謝申し上げます。
振り返れば、昨年の35周年も今回と同じく7月11日開催予定でした。当時は今よりも全然情報が少なく、コロナ禍の対応策も手探りの状態で、止むを得ず中止という決断をいたしました。いまだ先の見えないコロナ禍ではありますが、ワクチンの接種が始まるなど、少しずつ収束を予感させる状態となり、本日の36周年開催となりましたことを本当にうれしく思います。

 

コロナ禍の中、通常期以上の試みを行った36期

さて、36期は本当にコロナに苦しめられた年でした。35周年加賀百万石でのセミナー、ハワイセミナー、シェイプクイーンコンテストなど、ほぼ全てのイベントが中止となり、楽しさや華やかさが全て奪われてしまった1年でしたが、日々活動いただいている代理店はじめメンバーの皆様のお役に立てるようにという思いでさまざまな取り組みを行ってきた1年でした。
その取り組みによって乗り越えられた部分もありますし、その取り組みが裏目に出てしまった部分もありました。
コロナ禍に置いて、マスクによる肌荒れなどを改善して差し上げたい、活動しづらい状況をなんとか打破していただきたいという思いで開発したプロテクションゲルですが、2度に渡るトラブルを発生させてしまいました。
また、少しでもコロナ禍に於いて、安心安全を提供できればと採用した商品もトラブルが起こってしまいました。
コロナ禍に、心からお役に立てればという思いでしたが、逆に皆様にご迷惑をおかけしたことが悔やまれます。皆様には度重なる商品トラブルで多大なるご迷惑をおかけいたしました。心よりお詫び申し上げます。
そういったトラブルもありました8月発売の「プロテクションゲル」を皮切りに、9月に乳酸菌を配合した「プロテイン」のリニューアルや10月に新発売した育毛剤「イクモス」、システム変更によるホームページのリニューアルやWEB登録、2月には33年間慣れ親しんできた本社移転など、通常期以上の試みを行ってきた1年でした。
コロナがあったから取り組んだことと、コロナがあってもなくても取り組んでいたこと、そして皆様の頑張り、その両方があったからこそ、この一年を乗り切れたのだと思います。

 

「アフターコロナ」を見据えたシフトチェンジ

多くの企業やお店は、現状のやりくりに追われた1年だったと思います。しかし、ステイホームで必要とされる商品群を扱う一部の業種では、大きな飛躍が見られました。
そんな「ウィズコロナ」の現在の状態から「アフターコロナ」を見据えたシフトチェンジが求められています。
私は先日、職域接種による1回目のワクチン接種を受けました。ワクチンが行き渡ることでコロナウイルスの恐怖から逃れることができれば、世界は元どおりになるかといえば、100%戻らないと考えています。なぜなら、現在起きていることのほとんどは、将来起こるはずであった未来の前倒しだからです。コロナウイルス感染拡大が起こらなくとも「そのうち起こる変化」が、コロナウイルス感染拡大によって急激かつ短期間に起きた結果、我々のライフスタイルや働き方が大きく変化しました。在宅勤務、リモートワーク、zoomによるコミュニケーション、宅配デリバリーなどは、コロナ禍がなくとも、少しずつ主流となるサービスおよび生活形態であったと言えるでしょう。
36期は「スピード感」と「順応性」をキーワードに、こうした変化に対応するべく進んでまいりました。年代を問わず多くの代理店・メンバーがzoomに参加できるようになり、ホームページのリニューアルにより、「イクモス」や「ちからの素」などをホームページから定期購入できるほか、新規メンバーの登録も可能となりました。
今後は「アフターコロナ」に向けて、さらなる準備を進めていく必要があります。例えば、育毛剤「イクモス」は、大きな枠で捉えれば美容業界の商品に属しますが、必ずしも化粧品会社が扱う商品ではありません。内面美容の商品群も、理念的には合致していますが、健康食品業界が扱えば良いとも言えます。「近い将来、業種分類は消滅する」と言われており、「○○業」と括ることのできる業種が軒並み苦戦していると聞きます。「化粧品会社だから化粧品しか扱わない」という考え方から脱却し、業種の垣根を超えたサービスを提供する時代が到来しているのです。
顧客は商品を購入することで「心が豊かになる」体験を求めています。食べ物でも物品でもサービスでも、「心を豊かにしてくれる何か」であれば、ジャンルは問わないというのが、近年の顧客心理なのです。そのため、「既存の業種」にとらわれない、お客様の「心の豊かさ」に応えられる発想が求められているのです。
「心の豊かさ」とは、喜びを感じる、幸福を感じる、充実感を覚える、満たされるといった状態を指します。お客様の「心の豊かさ」の実現に必要な普遍的な要素である「『絆』〜人に寄り添い 共に喜びを分かち合える仲間づくり〜」を引き続き37期のスローガンとして掲げます。
そして、「心豊かに‼」を37期のキーワードに掲げ、化粧品を通じて、健康食品を通じて、「イクモス」など新たな商材を通じて、エムアイビジネスを通じて、お客様に「心の豊かさ」をご提供できる組織を目指して取り組んでいきます。

 

慌ただしい日々の中にも心を落ち着かせる瞬間を

現在エムアイでは、「ちからの素」のリニューアル、交換用「プロテクションゲル」の入荷、「ニュープロテクションゲル」リリースと、商品の充実に力を入れています。「プロテイン」や「イクモス」もまだまだ新商品です。お客様の「心を豊かに」できる商品がしっかりと揃っています。今後も業種にとらわれることなく、お客様に喜んでいただける商品開発に取り組み、「アフターコロナ」に備えていきます。
毎日の生活の中には、やらなければならないことがたくさんあり、仕事でも家庭でも、複数のことが同時進行していきます。余裕がなくなってしまうこともありますし、時代の変化スピードについていけなくなることもあるかもしれませんが、そんな時こそ心を落ち着けて、「あれもこれも」といろいろなことに心動かされるのではなく、「今」に注力してみてください。集中し、心を込めて、自らもお客様も、「心豊かに‼」なることを目指しましょう。
来年の周年こそは華やかに開催できることを願い、そしてその先のハワイセミナー実現に向けてがんばってまいりましょう!